台風2号は南の海上で次第に温帯低気圧に 風や波の影響に引き続き注意
2023年6月3日(土)11時5分 ウェザーニュース
2023/06/03 11:02 ウェザーニュース
6月3日(土)9時現在、大型の台風2号(マーワー)は八丈島の南西の海上を東北東に進んでいます。
この先は温帯低気圧に性質を変えながら、日本の南の海上を進んで日本列島から離れていく見通しです。風や波の影響は太平洋側を中心に続きますが、一連の大雨をもたらした梅雨前線は南下したため、広い範囲で強い雨が降る心配はありません。
▼台風2号 6月3日(土)9時現在
中心位置 八丈島の南西約 310 km
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 東北東 50 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
関東東岸は昼頃まで強い雨に注意
3日(土)12時の雨雲の予想
昨日2日(金)は西日本から東日本付近に停滞していた梅雨前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込み、四国や紀伊半島、東海を中心に記録的な大雨となりました。今日は前線が関東南岸まで南下しており、西から天気が回復しています。
前線に近い関東は千葉県を中心に雨が降っていて、特に千葉県では土砂降りの雨となっている状況です。昼頃までは引き続き、強い雨に注意してください。
また、台風の強風域に入っている伊豆諸島では風が強く吹いています。八丈島の八重見ヶ原では9時31分に最大瞬間風速24.2m/sを観測しました。風の強い状態は夕方まで、波の高い状態は明日4日(日)まで続きます。海岸には近づかないようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。