17日　台風7号　北海道に接近　夜には温帯低気圧へ　中国地方など少しの雨でも警戒

きょう17日は、台風7号が北海道の西を北上。今夜には温帯低気圧に変わる見込み。中国地方や近畿など記録的な大雨になった所では、少しの雨でも土砂災害などに警戒を。

台風7号　今夜には温帯低気圧に

きょう17日は、台風7号が北海道の西を北上し、夜には日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みです。ただ、台風から離れている地域でも暖かく湿った空気の流れ込みが続くため、局地的に雨雲が発達するでしょう。
台風7号の影響で、記録的な大雨になった中国地方や近畿などでは、まだ土の中にたっぷり水分を含んだ状態で、土砂災害の危険が高くなっている地域があります。少しの雨でも新たに土砂災害が発生する可能性があり、警戒してください。

四国や東海など　局地的に滝のような雨

きょう17日の各地の天気です。
北海道は午前を中心に雨が降り、雷雨になる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意が必要です。また南よりの非常に強い風が吹き、海はうねりを伴いしけるでしょう。日本海側北部では、夕方から夜遅くにかけて暴風に警戒してください。台風の進路によっては、大しけとなるおそれがあります。
東北や北陸、関東甲信は、晴れ間があっても変わりやすい天気です。雷を伴った「激しい雨」が降る所もあるでしょう。雷の音が聞こえたり、真っ黒な雲が近づいたりしたら、安全な建物の中に移動してください。
東海から九州では、断続的に雨が降るでしょう。東海や四国では、滝のような「非常に激しい雨」が降る所もあり、警報級の大雨になるおそれがあります。これまでの大雨によって地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に警戒してください。
沖縄は雲が広がりやすいでしょう。昼頃までは所々で雨が降り、雷を伴ってザッと強く降ることもありそうです。
予想降水量(多い所)は、あす18日午前6時までの24時間で、北海道では60ミリ、東海で100ミリ、四国で250ミリ、中国地方で80ミリとなっています。

土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。