東北 梅雨入り直後に大雨のおそれ

2018年6月11日(月)15時52分 tenki.jp

台風5号とともに梅雨前線が北上してきているため、きのう10日は東北南部で、きょう11日は東北北部で梅雨入りとなりました。台風周辺の湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発となり、梅雨入り早々いきなり大雨となるおそれが出ています。きょう夕方からは、東北地方の太平洋側南部で激しい雨が降り、あすにかけては大雨の範囲が北部に移って青森県などでも雨量が多くなるかもしれません。

東北 11日このあとの天気

きょう11日の夕方から、あす12日の未明にかけて、東北の太平洋側では1時間に30ミリの雨が降り、大雨となるところがありそうです。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。また台風の影響で、沿岸部では東よりの風が強まり、海上では波がうねりを伴って高くなりそうです。船舶関係の方はご注意下さい。

東北 あす12日の天気

台風5号は、あす12日未明までには温帯低気圧に変わり、三陸沖を東へ遠ざかるでしょう。朝にかけて雨の降るところが多いですが、東北地方の南部では日中は回復へ向かいそうです。ただ、台風から変わった低気圧とオホーツク海高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、東風が強く吹き付ける岩手県沿岸、青森県三八上北、下北を中心に雨量の多くなる所があるでしょう。気温は雨の降る青森県ではきょうよりも低くなりますが、南部を中心にきょうよりも気温は上がって、25度を超え夏日になるところがありそうです。気温が上がる福島県などでは、大気の状態が不安定になって、雷を伴って局地的にざっと降るおそれもあります。晴れ間が戻っても、念のため傘をお持ちください。

東北太平洋側 今週後半は梅雨寒に

13日水曜日は東北の北部では雨が残りそうです。14日木曜日は、寒気の影響で東北の北部では朝の気温が低く、遅霜のおそれがありますので農作物の管理にご注意下さい。
東北の梅雨を左右するオホーツク海高気圧ですが、2017年は冷たく湿った東風の影響が長引いて、宮城県仙台市では36日連続で雨が降るなど記録的になりました。今週の後半、東北の日本海側では晴れますが、太平洋側はオホーツク海高気圧の影響で週末にかけて雲が多く、最高気温は平年を下回る日もありそうです。東北地方もいよいよ梅雨入りして、予報の難しい季節になりました。天気予報も変わりやすくなりますので、こまめに最新の予報を確認するようにしてください。

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