今夜は満月「ストロベリームーン」 北日本は観測チャンス

2022年6月14日(火)7時25分 ウェザーニュース

2022/06/14 12:44 ウェザーニュース

2022年6月は、今日14日(火)20時52分頃に満月の瞬間を迎えます。アメリカの農事暦では「ストロベリームーン」とも呼ばれます。
今夜は西日本や東日本はあいにくの天気。一方、北日本では観測に適した空になります。

今夜の天気は?

今日14日(火)夜は、梅雨前線の影響で西日本や東日本は雨が降るところが多く、満月観測は難しそうです。
北日本は穏やかな空のところが多く、特に北海道や東北北部でバッチリ見られそうです。

6月の満月、アメリカでは“Strawberry Moon”

農事暦における満月の呼び方

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。
The Old Farmer's Almanacによると、アメリカでは6月の満月を「ストロベリームーン(Strawberry Moon/苺月)」と呼ぶことがあるそうです。
実際に月がイチゴのような色に見えるわけではありません。昇りたてのお月さまはイチゴのように赤っぽい色に見えますが、これはこの時期特有のことではなく、夕焼けが赤く見えるのと同じ原理です。

現象おさらい 満月とは

太陽、月、地球の位置関係

月は自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射することで輝いて見えています。
そして、太陽の光が当たっている月面の半球が地球から見てどちらを向いているかによって、三日月や上弦、満月、下弦など、見かけ上の形が変わります。
地球から見た太陽の方向を基準に、太陽の方向と月の方向の黄経差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。
つまり満月は、地球から見て太陽と月が正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

参考資料など

The Old Farmer's Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_l.cgi

ウェザーニュース

「満月」をもっと詳しく

「満月」のニュース

「満月」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ