東北の空にハロが出現 午後は山沿いで天気急変の可能性
2021年6月26日(土)9時46分 ウェザーニュース
2021/06/26 09:36 ウェザーニュース
今日26日(土)の東北は上空の寒気や湿った空気の影響で、南部で弱い雨が降っています。周辺には薄い雲が広がり、青森県や秋田県では「ハロ」が見られました。
ハロとは
ハロとは
「ハロ」とは、暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。
これは薄雲の中の氷の結晶によって、太陽の光が屈折されて、虹色や白っぽく見られるもので、視野半径角22度のところに現れます。
ハロは通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて(屈折して)、光の強い部分が環状に見えています。プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。
南部平野部は一旦雨が止んでも油断禁物
現在、宮城県や山形県の広い範囲で降っている弱い雨は、昼頃までの見込みです。
午後は気温の上昇により大気の状態が不安定になり、山で雨雲が急に発生するおそれがあります。山沿いを中心に、天気の急変に注意が必要です。
宮城県や山形県は、一旦雨が止んでも油断できない空が続くため、洗濯物の外干しは控えた方が不難です。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)