台風から離れた北陸や九州で激しい雨 道路冠水などに警戒を

2019年6月28日(金)7時30分 ウェザーニュース


2019/06/28 07:32 ウェザーニュース

本州の南岸を進む台風3号とは別に、低気圧や前線が日本海から北日本方面に進んでいます。
また、台風から遠く離れた九州でも、発達した雨雲により激しい雨となっているところがあります。

北陸は9時前後まで強い雨に注意

東北地方の雨はピークを過ぎた一方で、前線の影響で北陸地方では雨の強まっているところがあります。
新潟県の糸魚川市にある能生では、6時40分までの1時間に22.5mmの雨を観測しました。
9時前後までは活発な雨雲の流れ込みやすい状況が続き、局地的に1時間に30mm前後の強い雨の降ることがありますので、注意が必要です。

九州では1時間に50mm近い激しい雨

上空の気圧の谷の通過と南西から流れ込む暖かく湿った空気によって、大気の状態は非常に不安定となっています。
九州では鹿児島県など南部を中心に発達した雨雲がかかり、7時までの1時間に鹿児島県東市来で49.0mm、同じく八重山で44.5mm、川内33.5mm、宮崎県でもえびので31.0mmと激しい雨を観測しました。

昼頃にかけて道路冠水や土砂災害に警戒を

昼頃にかけて九州南部を活発な積乱雲が通過し、局地的に1時間に50mmを超えるような激しい雨を降らせるおそれがあります。
道路冠水や河川の増水、土砂災害に加え、落雷、突風などにも警戒が必要です。


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