台風7号北上 長崎・五島列島の一部が暴風域に
2018年7月3日(火)10時30分 ウェザーニュース
2018/07/03 12:12 ウェザーニュース
7月3日(火)11時現在、強い勢力の台風7号は九州の西の海上を時速25kmで北に進んでいます。
長崎県の五島列島の一部が風速25m/s以上の暴風域に入り、五島列島に最も接近しているとみられます。
台風7号 7月3日(火) 11時現在
存在地域 五島市の西南西約50km
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北 25 km/h
中心気圧 960 hPa
最大風速 35 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 50 m/s
台風の中心は今日3日(火)の夕方にかけて九州北部に最も近づき、さらに雨や風が強まりそうです。
九州を中心に強雨・暴風に
台風の北上に伴って、九州南部を中心に雨が強まり、すでに激しい雨を観測しています。
<1時間の最大降水量>
小林 (宮崎) 51.5mm
上大津(長崎) 47.5mm
西米良(宮崎) 46.5mm
<24時間降水量>
西米良(宮崎) 294.0mm
鳥形山(高知) 277.5mm
小林 (宮崎) 235.5mm
また、沿岸部を中心に風も強まり、最大瞬間風速は長崎県上大津で39.1m/s、野母崎頭で38.1m/s、福江で38.0m/sを記録しています。
九州や四国はさらなる大雨に警戒
台風に向かって吹き込む南よりの風の影響で、九州南部は今日3日(火)夕方にかけて、四国太平洋側は明日4日(水)にかけて断続的に雨が強まり、九州南部ではさらに100mm、四国の山沿いではさらに200mmを超える雨が予想されます。
また、台風の中心が近づく九州北部は1時間に50mm以上の激しい雨が降りそうです。
土砂災害や河川の増水、氾濫などの危険性が高まるため警戒が必要です。
【風の影響】30m/sを超える暴風も
九州最接近時も台風は暴風域を伴っている見込みです。特に長崎県や佐賀県の沿岸部、五島や対馬は瞬間的には風速30m/sを超える暴風が吹き荒れます。雨も伴い、移動が困難になる恐れがあるため、無理な外出は控えるようにしてください。
▼予想される最大風速(最大瞬間風速)
九州北部 30m/s(45m/s)
九州南部 28m/s(40m/s)
中国地方、四国地方、近畿地方 20m/s(30m/s)
▼予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
九州北部 9m
九州南部 8m
奄美 6m
沖縄、中国、四国 5m
電車や飛行機などに影響も
すでに一部の鉄道に運転見合わせが発生し、午後にかけて拡大する恐れがあります。
飛行機の便にも影響が出そうですので、最新情報をご確認ください。