大雨で地中の水分量が増加 土砂災害に警戒

2018年7月4日(水)16時45分 ウェザーニュース


2018/07/04 15:38 ウェザーニュース

先月末から西日本や北日本では降水量が多くなっています。6月28日から今日4日(水)14時までの約6日間の期間雨量は、高知県本山町で833ミリを記録するなど、記録的な大雨となっているところがあります。

各地で記録的な大雨

高知の本山町では平年7月の1ヶ月分の雨量の2.2倍にあたる雨が、1週間足らずで降ったことになります。
▼期間雨量(6月28日から今日7月4日14時まで)
高知県 本山(本山町)   833.0 mm
徳島県 木頭(那賀町)   740.0 mm
長崎県 厳原(対馬市)   502.5 mm
宮崎県 西米良(西米良村) 488.0 mm
岐阜県 樽見(本巣市)   468.5 mm
沖縄県 北原(久米島町)  427.5 mm
(各地方の主な地点)

四国や九州は地盤の緩みに警戒

大雨によって発生するがけ崩れなどの土砂災害は、その時に降っている雨だけでなく、それまでに降った雨による土の中の水分量が深く関係しています。土の中にしみ込んだ雨は、雨がやんだ後もすぐにはなくなりません。
土の中の水分量をあらわす土壌雨量指数を見ると、四国や九州で200を超える非常に高い値が継続していることがわかります。
地盤が緩くなっている可能性がありますので、雨がやんだ後も崩れやすい急な斜面等には近づかないようにしてください。

週末にかけて災害級の大雨となるおそれも

また、西・東日本の太平洋側では、この先も週末にかけて雨が降りやすく、これまで以上の大雨となるところもある予想です。
人家に襲来したり、河川をせき止めたりするような大規模な土砂災害が発生するおそれもあります。今後の大雨情報や自治体が発表する避難情報に注意してください。


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