九州北部や中国地方の大雨は一旦ピーク越え 災害発生には引き続き警戒を

2023年7月9日(日)14時18分 ウェザーニュース

2023/07/09 14:17 ウェザーニュース

今日9日(日)は午後になって、九州北部や中国地方西部では一旦大雨のピークを越えました。ただ、これまでの雨で地盤が緩み、河川は増水しているため、少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫などに警戒が必要です。

少ない雨でも災害発生の可能性が高い

梅雨前線に伴う活発な雨雲は東へ進み、大雨となっていた九州北部や中国地方西部からは離れていきました。まだ、局地的には発達した雨雲が通過していますが、雲の隙間も多い状況です。
午前中は福岡県・久留米や島根県・福光で1時間に60mmを超える非常に激しい雨を観測し、総降水量は100mmを超えているところが多くなっています。これまでの大雨で土の中の水分量は多く、土砂災害の危険度が高い状況です。
また、河川も増水しているところが多く、山口県や広島県では氾濫危険水位に達しているところがあります。
九州北部や中国地方西部では、平常時よりも少ない雨で災害が発生する可能性があります。いったん雨が弱まったり止んだりしても、引き続き急な斜面や河川など危険な場所には近づかないでください。

明日は九州北部で再び激しい雨のおそれ

10日(月)7時の雨雲の予想

今夜にかけては広い範囲での大雨の心配は少ないものの、明日10日(月)未明以降は再び九州北部で激しい雨となる予想です。多いところでは1時間に50mmを超える非常に激しい雨となって、道路冠水などが発生するおそれがあります。
雨のピークは午前中の見込みで、週明けの通勤・通学時間に荒天が重なる可能性もあります。荒天時の無理な外出は控え、身の安全を第一に行動するようにしてください。
雨量がかさむことで災害発生の危険度がさらに高くなることも予想されます。避難をする場合は明るい時間に、複数人で行うと安心です。

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