関東 きのう12日は埼玉県で記録的大雨 きょう13日 山沿い中心に激しい雨の所も
2022年7月13日（水）12時11分 tenki.jp
関東地方では、きのう12日は大気の状態が非常に不安定になり、特に埼玉県には猛烈な雨を降らせる活発な雨雲が集中的にかかりました。きょう13日も所々で雨。山沿いを中心に、雷を伴い激しく降るおそれもあります。
きのう12日 埼玉県で記録的大雨 鳩山町の24時間雨量は月雨量の2倍超
関東では、きのう12日、地上付近の暖かく湿った空気と上空に流れ込んだ寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定に。
夕方以降、南部を中心に雨雲が発達。特に、埼玉県では風がぶつかりやすく、同じような所に活発な雨雲が留まるような状況になりました。
17時台から22時台にかけて、記録的短時間大雨情報が立て続けに9回発表。鳩山町、東松山市、越生町などで、約100ミリ〜120ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
鳩山町の24時間雨量は374.5ミリ。7月の雨量の平年値(179.3ミリ)の2倍を超える大雨に。この雨量の大半は、17時から21時までのわずか4時間で降りました。
短い時間で集中的に大雨が降ったため、排水機能が追い付かずに道路が冠水したり、住宅が浸水したりするなど、被害が相次ぎました。入間川に一時「氾濫危険情報」が発表されるなど、川の水位も急上昇しました。
きょう13日 所々で雨 北部では山沿い中心に激しい雨も
大雨のピークは過ぎたものの、きょう13日も所々で雨。夕方以降は、群馬県をはじめ、北部山沿いを中心に局地的に雷を伴い激しく降るでしょう。
埼玉県では、きのうのような状況にはならない見込みですが、それでも、きのうの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に注意が必要です。また、川や用水路は、その場では、雨が弱くても、上流や周辺から雨水が流れ込んで水位が増すおそれがありますので、今後も、むやみに近づかないようにしてください。
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