梅雨末期の大雨は北へ 土曜から東北で災害級の大雨 平年7月ひと月の雨量に匹敵か

2023年7月14日(金)6時34分 tenki.jp

きょう14日(金)、梅雨前線は次第に北上し、あす15日(土)は東北付近に延びるでしょう。東北では16日(日)午前6時までの48時間雨量が300ミリ以上となる所が予想されています。平年7月ひと月の雨量に匹敵するような大雨となる恐れがあります。大雨災害に警戒を。

梅雨前線が北上 大雨エリアは東北へ

きょう14日(金)は梅雨前線が北陸から関東の東にのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線に近い北陸地方では激しい雨が降っている所があります。
今後、前線はゆっくり北上し、あす15日(土)には東北北部付近に停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが強まるため、前線の活動が活発となるでしょう。前線に近い東北地方を中心に、あす15日(土)から16日(日)にかけて大雨となる見込みです。

警報級の大雨

北陸地方では、きょう14日(金)は、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。危険な斜面には近づかないようにしてください。
東北地方では、きょう14日(金)は昼頃から次第に雨エリアが拡大するでしょう。あす15日(土)から16日(日)にかけては、東北北部を中心に活発な雨雲が次々と流れ込み、雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨となる恐れがあります。16日(日)午前6時までの48時間雨量は秋田県を中心に300ミリ以上の雨量が予想されている所があります。平年7月ひと月の雨量に匹敵するような雨が降る見込みで、警戒が必要です。

予想降水量

あす15日(土)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
北陸地方:100ミリ
東北地方:80ミリ
16日(日)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
東北地方:100から200ミリ
北陸地方:50から100ミリ
17日(月)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
東北地方:50から100ミリ
北陸地方ではきょう14日(金)夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、東北地方ではあす15日(土)から16日(日)にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

いつ避難する? タイミングは?

土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなるなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。

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