福岡・山口など土砂災害の危険度高まる 大雨による災害発生に要警戒

2022年7月19日(火)9時30分 ウェザーニュース

2022/07/19 09:40 ウェザーニュース

今日7月19日(火)は、日本海を進む低気圧と前線の影響で大気の状態が非常に不安定となっていて、九州など西日本で大雨となっています。
断続的に強い雨が降っている福岡など九州北部や中国地方は特に土砂災害の危険性が高まってきました。福岡など九州北部や中国地方などの一部の地域では大雨警報、土砂災害警戒情報が発表されており、厳重な警戒が必要です。

九州北部から中国地方で土砂災害の危険度高い

九州や中国地方を中心に湿った空気の影響で活発な雨雲が次々に通過しています。9時20分までの24時間降水量は、山口県・東厚保で228.0mm、長崎県・芦辺で227.0mm、山口県・油谷で213.0mmいずれも200mmを超える大雨となっています。
また、8時40分までの1時間に熊本県・鹿北では50.5mmの非常に激しい雨を観測。福岡県・朝倉で42.5mm、大分県・椿ヶ鼻で33.5mmの激しい雨を観測しています。
降り続ける雨の影響で各地で土砂災害の危険度が高くなっており、9時30分時点で九州北部や中国地方、京都県、愛媛県、石川県の一部エリアで大雨警報が、福岡県や佐賀県、大分県、山口県、島根県の一部エリアでは土砂災害警戒情報が発表中です。

線状降水帯の有無に関わらず、災害発生に厳重警戒

雨雲予想 19日(火)12時

今夜にかけて、前線がゆっくりと南下して西日本を通過するため、西日本では各地で激しい雨の降る時間がある見込みです。特に、湿った空気の影響を受けやすい九州の東シナ海側では、局地的に猛烈な雨が降るおそれがあります。
気象庁は、九州北部地方では午前中、九州南部では今日日中、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとの情報を発表しています。
線状降水帯発生の有無にかかわらず、低地の浸水や河川の増水・氾濫、土砂災害等に警戒してください。自治体からの避難指示等に従い、土砂災害警戒区域や浸水想定区域などにお住まいの方はレベル5を待たずに安全な場所へ避難をするようにしてください。避難所までの経路の安全が確実でない場合は、自宅の中で斜面から離れた上の階で身の安全の確保をしてください。

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