【台風第１０号に関する情報】平成30年7月20日17時02分 気象庁予報部発表

平成30年 台風第10号に関する情報 第18号 第18号
平成30年7月20日17時02分 気象庁予報部発表

台風第１０号は２１日明け方から昼前にかけて暴風域を伴って沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。２１日にかけて、沖縄地方や奄美地方では暴風に厳重に警戒し、高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

［台風の現況と予想］
　台風第１０号は、２０日１６時には南大東島の南南西約３００キロにあって、１時間におよそ１５キロの速さで北西に進んでいます。中心の気圧は９８５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２５メートル、最大瞬間風速は３５メートルとなっています。
　台風は発達しながら沖縄地方に接近し、２１日明け方から昼前にかけて暴風域を伴って沖縄本島地方にかなり接近する見込みです。台風はその後、東シナ海を北西に進み、２２日には華中に上陸する見込みです。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　沖縄地方や奄美地方では、２０日は次第に風が強まり、２１日は昼過ぎにかけて暴風となり猛烈な風が吹く所もあるでしょう。海上ではうねりを伴って大しけとなるでしょう。

　２１日までに予想される最大風速（最大瞬間風速）は
　　　沖縄地方　　　　　　　３０メートル（４５メートル）
　　　奄美地方　　　　　　　２５メートル（３５メートル）
　２１日までに予想される波の高さは
　　　沖縄地方、奄美地方　　　８メートル
　　　九州南部　　　　　　　　５メートル
です。

　沖縄地方や奄美地方では、２１日にかけて暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

＜大雨・雷・突風＞
　沖縄地方や奄美地方では台風周辺の発達した雨雲がかかりはじめており、雷を伴った雨が降っているところがあります。２１日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。また、九州南部では台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込み続け、南東斜面を中心に雨となっており、２１日にかけて総雨量が多くなるおそれがあります。
　２１日１８時までの２４時間に予想される降水量は、多い所で、
　　沖縄地方　　　　　　　　　２００ミリ
　　奄美地方　　　　　　　　　１５０ミリ
　　九州南部　　　　　　　　　１３０ミリ
　です。

　大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。