北海道で熱中症警戒アラート発表

2023年7月27日(木)6時0分 tenki.jp

今日(27日)の北海道付近は、十勝地方を中心に引き続き気温が平年よりかなり高くなりそうです。そのため、十勝地方を対象に熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症の危険性が極めて高い気象状況にあることが予測されます。外出はなるべく控え、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごす必要があります。また、北海道ではエアコンのない家庭も少なくないため、室内で過ごす場合でも厳重な警戒が必要です。

熱中症に厳重警戒

北海道では、昨日(26日)、一昨日(25日)と、連続して猛暑日となった地点があり、厳しい暑さとなっています。今日(27日)の北海道付近にも、平年を大きく上回る暖かく湿った空気が流れ込み、気温は引き続きかなり高くなるでしょう。これまで以上の暑さとなる可能性があります。今日も十勝地方を中心に猛暑日となる地点がありそうです。熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されます。万全な熱中症対策を心掛けてください。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。
この暑さ指数が、どこかの地点で「33」を超えると予想された場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心掛けてください。

熱中症警戒アラート発表時の予防行動

熱中症警戒アラート発表時には、予防対策として以下のこと挙げられます。
・外出はなるべく控え、昼夜問わずエアコンで温度を調節
・屋外や、冷房設備のない屋内での運動は原則禁止
・のどが渇く前から、こまめな水分補給
・暑さ指数の確認
しかしながら、北海道では本州ほどエアコンが普及しておらず、エアコンのない家庭も少なくありません。さらに北海道の住宅は断熱効果が優れているため、締めきってしまうと熱を逃がしにくいような構造になっています。そのため、室内の気温が外の気温よりも高くなる場合があるので、熱が室内にこもらないよう窓を開けて風の通り道を作るなどの工夫が重要となります。また、そのほかにも扇風機の前に濡れたタオルを置いたり、日中でもカーテンを閉めて直射日光が入らないようにするなどもいいでしょう。

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