九州では局地的に激しい雨 新たな被害発生や拡大に厳重警戒

2021年8月16日(月)8時30分 ウェザーニュース

2021/08/16 08:30 ウェザーニュース

今日16日(月)は九州には朝から活発な雨雲がかかり、再び雨が強まっています。
東シナ海には発達した雨雲が連なっており、これまでに記録的な雨が降った地域で再び大雨となるおそれがある状況です。被害の拡大や新たな被害発生に厳重な警戒が必要です。少しでも雨が落ち着いているうちに、早めの避難を心がけてください。

九州で激しい雨 今日一日で新たに200mm以上の雨も

前線に向かって東シナ海から次々と湿った空気が流れ込み、今朝から九州には発達した雨雲がかかりはじめています。
宮崎県諸塚村では7時までの1時間に37.0mmの激しい雨を観測。熊本県宇城市や水俣市でも早朝に1時間に30mm前後の激しい雨が降りました。
今日はこのあとも九州には発達した雨雲が流れ込みやすい状態が続きます。局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあり、明日17日(火)朝までの24時間に多いところでは、200mm以上も新たに雨が降る予想です。道路冠水や再び河川氾濫の発生する危険性が高まるので、少しでも雨が落ち着いているうちに、避難するように心がけてください。
<明日17日(火)朝までの予想降水量>
 九州北部   250〜300mm
 九州南部   200〜250mm
 中国地方   80〜100mm
 四国太平洋側 80〜100mm

週後半にかけ断続的な大雨に

19日(木)夜までに、新たに予想される降水量

このあとも九州北部や中国地方などでは断続的に激しい雨が続く見込みで、大雨となる予想です。18日(水)以降は大雨の範囲が変化する可能性があり、湿った空気の影響を受けやすい九州南部や四国、近畿でも雨量が増えるおそれがああります。
今後新たに降る雨の量は、西日本を中心に200mmを超え、多いところでは300mm以上となる予想です。東海地方の山沿いでも200mm以上の雨が予想されています。

長期間続く大雨 被害拡大に厳重警戒

地域別 大雨のピーク時間帯予想

11日(水)頃から始まった今回の大雨は、20日(金)頃まで長期間にわたって続くおそれがあります。
これまでに降った雨の量は多いところで1000mmを超えるなど、各地で記録的な大雨となっている状況です。この影響で地盤が緩んでいるため、依然として土砂災害が発生する危険性は高い状態が続いています。増水した河川に加えて、急な斜面にも近づかないようにしてください。今後の雨の影響で新たな災害が発生し、被害が拡大するおそれがあります。
最新の気象情報や、自治体からの避難情報をこまめに確認し、逃げ遅れないよう危険な場所から避難するようにしてください。「自分は大丈夫」という心理が働きやすくなるため、避難の際は周囲の人とも声を掛け合い、遠方に住む家族などにも避難を呼びかけるなども有効です。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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