関東 土砂降りの雨や多数の落雷 雨で気温が一気にダウン 夜にかけても急な雨に注意

2021年8月23日(月)10時38分 tenki.jp

23日月曜、10時現在、関東では千葉県や茨城県を中心に雨雲が発達していて、落雷を多数観測しています。雨で気温が一気に下がりましたが、雨の後は、蒸し暑さがレベルアップするでしょう。いったん雨が止んでも、夜にかけて、大気の不安定な状態が続きますので、天気の急変にご注意ください。

関東の雨雲は東へ 雨で気温が一気にダウン

23日月曜の関東は、発達した雨雲や雷雲が、東へ進んでいます。10時現在は、千葉県や茨城県を中心に、土砂降りの雨の所があり、多数の落雷が観測されています。
なお、「雷」は大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。放電する際に発生する音が「雷鳴」で、光が「電光」です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電いわゆる「落雷」といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を「雲放電」といいます。
また、雨が降ったことによって、気温が急降下しました。東京都心の気温は、8時には26.9℃だったのが、9時は23.0℃と、1時間で4℃くらい下がりました。千葉市では、10時までの1時間に32.5ミリの「激しい雨」を観測し、気温は、9時には27.2℃だったのが、10時は22.5℃と、5℃くらいダウンしました。
ただ、雨の後は、蒸し暑さがレベルアップしていて、東京都心の10時の気温は25.4℃、湿度は89%でした。

夜にかけても また雨雲や雷雲が発達するおそれ

関東では、大気の非常に不安定な状態は、夜にかけて続くでしょう。雷を伴い、1時間に30〜40ミリの「激しい雨」が降って、大雨となる所がありそうです。いったん雨が止んでも、また、雨雲や雷雲が発達するおそれがありますので、この後のお出かけも、傘があると安心です。
また、雨雲が、現在の予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性もあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に、ご注意ください。
さらに、午後も蒸し暑さが続くでしょう。関東の最高気温は30℃前後の予想です。気温だけでなく、湿度も高いので、不快な蒸し暑さでしょう。湿度が高いことも、熱中症を引き起こす原因の一つです。天気の急変だけでなく、熱中症にも、お気をつけください。

街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。

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