あす防災の日 前線活発 長引く大雨 東北

2018年8月31日(金)12時58分 tenki.jp

東北地方は、活発な前線が停滞し断続的に雨が降っています。きょう31日朝にかけて日本海側を中心に大雨になり、河川の氾濫しているところもあります。あす1日(土)にかけても、東北南部日本海側を中心に、引き続き大雨に警戒してください。

1日(土)明け方にかけて大雨警戒

前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東北地方は大気の状態が非常に不安定になっています。活発な雨雲は、
【岩手県】内陸南部を中心に、きょう31日夜のはじめ頃にかけて
【宮城県】西部を中心に、きょう31日夕方にかけて
【秋田県】南部を中心に、きょう31日夕方にかけて
【山形県】全域で、あす1日(土)明け方にかけて
【福島県】会津地方を中心に、あす1日(土)朝にかけて
かかり、局地的にバケツをひっくり返したような雨が降り、大雨になるおそれがあります。これまでの雨で地盤が緩んでいる地域では土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水、氾濫にも警戒してください。また、落雷や突風、竜巻、ひょうにもご注意ください。
前線の北側に入る北部では、日本海側中心に午後は日差しの戻るところが多くなるでしょう。洗濯物を外干し出来そうです。

2日(日)洗濯物 北部は外干しのチャンス

秋雨前線は南下し、東日本から西日本にかけて停滞するでしょう。東北地方は北から高気圧に覆われて北部を中心に晴れる見込みです。日本海側北部では洗濯物を外に干したままお出かけを楽しめそうです。ただ、前線に近い太平洋側南部では雲が広がりやすく、洗濯は晴れる3日(月)にまとめて片付けるのがよさそうです。
最高気温は平年並みのところが多く、北部では湿度も低めでカラッとした暑さになるでしょう。南部は湿度が高めでジメジメと感じられ、東北地方は南部と北部で夏と秋、2つの季節の狭間になりそうです。

台風21号 来週は東北地方に接近か

台風21号は現在、猛烈な勢力で日本の南海上を西寄りに進んでいます。この先、徐々に進路を北寄りに変えて日本に近づいてくるでしょう。週が明けてからの進路は予報円が大きくまだ定まっていませんが、コースによっては、来週中頃、東北地方に近づいてくる可能性があります。また、台風から離れていても、秋雨前線の位置によっては台風が近づく前から大雨になることも考えられます。週明けは気象情報に合わせて台風情報も確認するようにしてください。

あす9月1日は【防災の日】

東北地方では東日本大震災の後、防災に対して意識が高くなり、自宅に防災備品を準備しているご家庭が多くなりました。ただ、震災から約7年半が経過した今、防災に対しての意識が徐々に薄れてきている方もいらっしゃるかもしれません。あす9月1日は【防災の日】です。

ハザードマップと指定避難場所

お手元にハザードマップはありますか。お手元にない場合は、各市町村のホームページでもすぐに見られますので、今のうちに確認しておきましょう。【自分の住んでいる地域は大丈夫】は通用しません。大雨で浸水する範囲や近くの河川が氾濫した場合の避難経路、お近くの指定避難場所を確認しておきましょう。土砂災害の可能性など自分の住んでいる地域で起こりうる大雨災害もあわせて確認してください。

日ごろの備え

【1】 家族との連絡方法を決めておく
【2】 飲料水や食料を最低3日分、常備薬の救急医薬品、携帯ラジオ、懐中電灯など、非常持出品をあらかじめ準備し、リュックサックに必要最低限にまとめておく
【3】 土砂災害は1時間に20ミリ以上の雨が降り、降り始めてから100ミリ以上の降水量になったら十分注意
日本気象協会では防災情報を【トクする!防災「秋の備蓄前線2018」】で詳しく解説しています。防災について、大切な人と一緒に改めて話し合ってみるいい機会にしてみませんか。

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