赤道近くで熱帯低気圧が発生予想 発達しながら北上する可能性も

2024年9月9日(月)18時30分 ウェザーニュース

2024/09/09 18:30 ウェザーニュース

今日9日(月)12時に沖縄近海の低圧部が熱帯低気圧に変わりました。
一方、赤道に近いカロリン諸島近海の低圧部も明日10日(火)にかけて熱帯低気圧になると予想されています。

沖縄や奄美は明日にかけて強雨に注意

沖縄近海の熱帯低気圧は西北西に進んで、明日10日(火)にかけて沖縄付近から東シナ海に進むとみられます。
現時点で台風まで発達することはないものの、周辺の活発な雨雲が沖縄や奄美にかかる予想です。
今日9日(月)も南西諸島は断続的に雨が強まっていますが、明日にかけても局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
道路冠水や低い土地の浸水などに警戒をしてください。

次の熱帯低気圧も要注意

一方、カロリン諸島からマリアナ諸島付近で発生見込みの熱帯低気圧はしばらく西寄りに進む予想となっています。進路に当たる領域は海面水温や表層水温が高く、発達させるエネルギーは多い状況です。風の環境が良くなれば勢力を強めて台風となる可能性があります。
コンピューターシミュレーションの計算結果では、台風となって発達しながら日本の南を北上するものと熱帯低気圧のままのものがみられ、現時点では不確実性が大きくなっています。
カロリン諸島やマリアナ諸島付近で発生した台風は、発達して日本に近づくケースがしばしばありますので、予測がどう変化していくかに注意が必要です。
9月は8月に次いで台風発生が多く、過去には大きな被害をもたらした台風が幾度となく襲来している月です。これらの熱帯低気圧以外からも台風の発生が続くことは十分にありえますので、しばらくは南の海の動向に注目してください。

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