台風22号 猛烈な勢力でフィリピンへ 沖縄は高波警戒
2018年9月12日(水)11時0分 ウェザーニュース
2018/09/12 10:44 ウェザーニュース
台風22号は12日(水)9時現在、フィリピンの東の海上を時速20kmで西に進んでいます。中心気圧は905hPa、中心付近の最大風速は55m/sに達し、今年の台風では最も強い勢力です。
▼台風22号 12日(水)9時現在
存在地域 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 猛烈な
移動 西 20 km/h
中心気圧 905 hPa
最大風速 55 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 80 m/s
猛烈な勢力でフィリピン直撃の恐れ
台風は西よりに進みながらさらに勢力を強め、15日(土)頃には猛烈な勢力のままフィリピンを直撃する恐れがあります。
フィリピンには2013年に猛烈な勢力の台風30号が直撃し、レイテ島などに甚大な被害をもたらしました。今回の台風はやや北の進路を進んでいるため、フィリピンの北部で影響が大きくなる見込みです。
沖縄は波に警戒が必要
また、台風は離れて通るものの、勢力が強いため、沖縄は週末にかけて波が高くなります。特に14日(金)から15日(土)は太平洋側を中心に大シケとなりますので、海岸付近では警戒が必要です。
台風23号、日本への影響なし
昨日発生した台風23号(バリジャット)は、南シナ海を西進しており、今後も日本列島に影響することはない見込みです。
▼台風23号 12日(水)9時現在
存在地域 南シナ海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 15 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 20 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 30 m/s
台風の名前
台風22号のマンクット( Mangkhut / มังคุด )は、タイが提案した名称で、マンゴスチンのことです。
台風23号のバリジャット(Barijat)は、米国が提案した名称で、マーシャル語で「風や波の影響を受けた沿岸地域」を意味してます。
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。