台風14号は北上 暴風域を抜けても引き続き荒天に警戒

2021年9月12日(日)16時36分 ウェザーニュース

2021/09/12 16:25 ウェザーニュース

12日(日)15時現在、非常に強い台風14号(チャンスー)は暴風域を伴ったまま与那国島の北西約110kmを北に進んでいます。
台風の中心は離れつつあるものの、与那国島や石垣島など八重山地方は明日13日(月)の朝まで暴風雨やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。
▼台風14号 9月12日(日)16時推定
 存在地域   与那国島の北西約120km
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     北 25 km/h
 中心気圧   950 hPa
 最大風速   45 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 65 m/s

暴風域が南東側に広く、与那国島はまだ暴風域

13日(月)6時の雨と風の予想

台風14号は今日昼頃、与那国島に最も接近しました。11時8分には最大瞬間風速45.4m/sと、今年の全国で最も強い風を観測しています。
16時現在、台風の南東側150kmに暴風域が広がっており、与那国島はまだ暴風域の中にあります。16時時点の最大風速は23.4m/sで、荒れた天気です。
台風は今後も北上を続け、与那国島は次第に暴風域から抜ける予想です。ただ、台風が離れても明日の朝にかけて油断はできません。与那国島や石垣島など八重山地方は引き続き暴風や強風による飛来物や停電、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
周辺の活発な雨雲が通過すると、1時間に50mm前後の激しい雨が降ることもあります。道路冠水や河川・用水路の増水にも引き続き注意してください。

東シナ海付近で停滞後は進路を東へ変える予想

東シナ海に進んだ後は台風を移動させる風が弱いため、その後の進路の予想が難しくなります。13日(月)以降の予報円が重なり合っているのは、動きが遅くなることを示しています。
世界各国の気象シミュレーションモデルを参照すると、台風14号は上海沖でしばらく停滞した後、東に向きを変え、日本海方面に進路を取る可能性があるとみられます。
来週後半は台風や前線の影響で全国的に雨や風が強まるおそれがあります。台風の進路によって影響の出始めるタイミングや強さが変わるため、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風14号の名前「チャンスー(Chanthu)」はカンボジアが提案した名称で、花の名前からとられています。

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