紅葉登山を楽しめる山 2024【北海道・東北】
2024年9月14日(土)5時10分 ウェザーニュース
2024/09/14 05:00 ウェザーニュース
日本一早く紅葉が訪れる大雪山・旭岳をはじめ、北海道や東北で紅葉狩りを楽しめる山々をご紹介します。ひと足早く紅葉を満喫しませんか?
大雪山 旭岳(北海道)
◆例年の見頃時期
大雪山旭岳(姿見の池付近):9月中旬〜9月下旬
北海道最高峰でもある大雪山旭岳周辺では、日本一早い紅葉を見ることができます。姿見の池付近では今年もすでに色づきが始まっており、9月中旬から下旬にかけて、見頃の紅葉を楽しめる予想です。旭岳ロープウェイの姿見駅を起点として夫婦池や姿見の池を周る散策路は1周約1.7kmで、ウラジロナナカマドの紅葉やチングルマの草紅葉などを楽しむことができます。
栗駒山(宮城県、岩手県、秋田県)
◆例年の見頃時期
栗駒山(いわかがみ平):9月下旬〜10月上旬
栗駒山は、宮城県、岩手県、秋田県の3県にまたがる標高1,626mの山です。カエデ、ドウダン、ツツジ、ナナカマドが色づくことで赤、黄、オレンジ、緑のグラデーションに染まった様子は「神の絨毯」とも言われ、紅葉シーズンは特に多くの登山客が訪れます。今年は10月上旬頃に見頃を迎える予想です。
月山(山形県)
◆例年の見頃時期
月山:9月下旬〜10月上旬
山形県の中央に位置する月山は、山岳信仰の山としても知られています。夏の高山植物の花々から、秋はミネカエデやナナカマド等の低木類の葉の紅葉や草紅葉が主役に変わり、山全体が赤や黄色に彩られます。今年は10月上旬頃に見頃を迎える予想です。
尾瀬(福島県・群馬県)
◆例年の見頃時期
尾瀬沼(福島側):9月下旬〜10月中旬
尾瀬沼(群馬側):10月上旬〜10月中旬
ブナ平周辺:10月上旬〜10月中旬
本州最大の湿原をもつ尾瀬の秋は、尾瀬ヶ原や尾瀬沼の草紅葉から始まります。シーズンは9月下旬からと早く、草紅葉の後は山々が紅葉のピークを迎えてブナの葉が黄色から赤に変わっていきます。
八幡平(秋田県・岩手県)
◆例年の見頃時期
八幡平(山頂):9月下旬〜10月上旬
八幡平(蒸ノ湯温泉):10月上旬〜10月中旬
八幡平(大沼・国道341号沿い):10月中旬〜10月下旬
八幡平(湯瀬渓谷):10月下旬〜11月上旬
八幡平は秋田県と岩手県の県境に位置し、その名前の通り山体はなだらかです。八幡平登山口から山頂までは徒歩30分ほどで、ダケカンバやナナカマドの鮮やかな色彩の紅葉を見ながらのハイキングを楽しめます。今年の八幡平山頂付近の紅葉は例年よりやや遅く、10月上旬から見頃となる予想です。
蔵王(宮城県・山形県)
◆例年の見頃時期
<宮城蔵王>
蔵王エコーライン(駒草平):10月上旬〜10月中旬
蔵王エコーライン(滝見台付近):10月下旬
遠刈田温泉:11月上旬〜11月中旬
<山形蔵王>
山頂付近:10月上旬〜10月中旬
中腹付近:10月上旬〜10月下旬
温泉街付近:10月中旬〜10月下旬
宮城県と山形県になだらかに跨る蔵王連峰の総称を蔵王山と呼び、最高峰は熊野岳(1,841m)です。蔵王エコーラインや蔵王ロープウェイを利用して登山を楽しむことができます。ブナ、ミズナラ、ダケカンバなど落葉樹が密生していて、10月上旬に山頂から色づき始め、見頃エリアは段々と麓まで移り変わっていきます。
岩木山(青森県)
◆例年の見頃時期
岩木山(中腹付近):10月中旬
岩木山(山麓付近):10月中旬
青森県最高峰の岩木山(1,625m)はその山容から「津軽富士」とも呼ばれ、山頂までは5本の登山ルートがあります。特に8合目から9合目にかけての紅葉は、錦の絨毯を敷いたような鮮やかさです。初雪の頃には雪の白と紅葉の赤、老松の緑を一度に見られることもあります。今年は例年並みの10月中旬頃に見頃を迎える予想です。
安達太良山(福島県)
◆例年の見頃時期
安達太良山(薬師岳展望台):10月中旬
安達太良山(湯川渓谷):10月中旬〜10月下旬
あだたら山ロープウェイ区間:10月中旬
福島県にある安達太良山(1,700m)は、紅葉の時期に特に多くの人が訪れます。安達太良山ロープウェイ山頂駅から近い薬師岳展望台から眺める、鮮やかに色づいた安達太良山の大きな山容は見事です。見頃の時期には、紅葉に包まれた登山道を歩きながら錦秋を堪能できます。今年は例年並みの10月中旬頃に見頃を迎える予想です。
秋におすすめな北海道・東北の8つの山域を紹介しました。
秋になると気温が下がり、山では寒さを感じるようになります。雨具だけでなく、防寒具などもしっかりと準備して紅葉狩り登山をお楽しみください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
////////