台風18号接近で沖縄に影響 先島諸島は荒天に警戒

2021年10月11日(月)7時40分 ウェザーニュース

2021/10/11 07:38 ウェザーニュース

11日(月)6時現在、台風18号がフィリピンの東に、台風19号が南鳥島近海にそれぞれ存在します。
台風18号は今日、沖縄に最接近し、高波や風雨の影響をもたらすことが予想されますので注意が必要です。

沖縄・先島諸島は荒天警戒

雨の予想 11日(月)18時

超大型の台風18号は、台風の北側の雨雲が沖縄県まで広がっていて、3時までの1時間に宮古島市で25.0mmの強い雨を降らせています。
また、日本の東海上に中心をもつ高気圧が大きく西に勢力を広げており、台風との間で気圧差が大きくなって風が強まっています。那覇では5時35分に最大瞬間風速17.5m/sを観測しました。
このあと沖縄に最接近し、台風の中心に近い先島諸島では風雨が強まる予想のため荒天に警戒が必要です。最大瞬間風速30m/s前後の突風が吹くおそれもあります。
台風から離れている沖縄本島や奄美諸島でも、風や波の影響が続きます。特に海はうねりを伴い危険なため、決して近づかないでください。
▼台風18号 10月11日(月)6時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  超大型
 強さ階級   //
 移動     西北西 25 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   23 m/s
 最大瞬間風速 35 m/s

台風19号の影響は小笠原諸島に

気象庁の予報では、台風19号は13日(水)3時には暴風域を伴っていると予想されています。
台風が接近する小笠原諸島では高波の影響に注意が必要です。また、進路次第で風雨の影響も出るおそれもあるため、今後の情報に注意してください。
▼台風19号 10月11日(月)6時
 中心位置   南鳥島近海
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西北西 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

10月の平年の発生数は3.4個

平年の台風発生数

先月の台風発生数は4個で、平年よりもやや少なくなりましたが、10月に入ってからは比較的早いペースで台風が発生しています。
10月の台風発生数の平年値は3.4個で、8月や9月に比べると少なくなります。その一方で、強い勢力のまま上陸するケースが多く、油断の出来ない時期といえます。引き続きしっかり台風への備えを行うようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風18号の名前「コンパス(Kompasu)」は日本が提案した名称で、円を描く文房具が由来のコンパス座という星座から付けられたものです。
台風19号の名前「ナムセーウン(Namtheun)」はラオスが提案した名称で、川の名前が由来です。

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