今日「しし座流星群」が極大に 夜遅く〜明け方に観測チャンス

2023年11月18日(土)7時0分 ウェザーニュース

2023/11/18 06:09 ウェザーニュース

今日11月18日(土)は「しし座流星群」が活動の極大を迎えます。今日18日(土)の明け方と、今夜遅く〜明日19日(日)明け方が観測のチャンスです。
月明かりの影響は受けないため条件は良いものの、しし座流星群はここ20年ほど活動が低調であることや、極大の時刻が日本では昼間になってしまうため、流星は見られても1時間に5個程度になりそうです。

太平洋側で観測のチャンス

今夜は冬型の気圧配置となるため、日本海側の各地や九州の東シナ海側の地域は曇りや雨の所が多くなりそうです。
一方で太平洋側の地域では晴れるところが多く、流星観測には好条件の天気となりそうです。屋外での観測は身体の芯から冷えますので、真冬並みの防寒での観測をおすすめします。

流れ始めるのは深夜以降

11月19日2時頃 東の空

しし座流星群は過去には「流星雨」と呼ばれるほどの活発な活動を見せたことがありますが、近年は活動が低調です。
放射点はしし座方向にあるため、流星が流れ始めるのはしし座が地平線から昇ってくる23時頃以降となります。放射点が高く昇るほど流星は流れやすくなるため、一番の見頃は未明〜明け方になります。
今年は流星群の活動の極大が日本時間の18日(土)14時頃と予想されているため、日本でこの流星群が見られる時間帯と大きく離れてしまっています。観測は今日18日(土)の明け方と、明日19日(日)未明〜明け方が最良となります。
今年は極大の時間帯が離れてしまっているため、期待出来る流星数は最大でも1時間に5個程度と、三大流星群と比べると活動は弱いといえます(ふたご座流星群では1時間に70個程度)。ただ、この時期はおうし座流星群の活動時期とも重なっているため、散在流星とあわせればそれ以上の流星が見られるかもしれません。
しし座流星群の流星は、明るい流星痕を残すことが多いといわれます。数は少なくても、明るい流星が見られたときの感動は大きそうです。

年始にかけて注目の流星群

しし座流星群のピークが過ぎたあとも、冬にかけてはいくつかの流星群が活動のピークを迎えます。
12月14日頃には三大流星群の一つ「ふたご座流星群」の活動がピークとなります。毎年安定して多くの流星が流れることが知られていて、その数は年間でも最大になることが多くなります。今年は新月に近い時期のため特に条件が良く、最大で1時間に70個程度もの流星が期待出来ると予想されています。
1月4日頃には三大流星群の一つ「しぶんぎ座流星群」の活動がピークとなります。お正月を彩る流星群ですが、次回の2024年1月4日は月が明るいことや、日本では活動の極大の時間帯に流星が出現しないため、あまり条件が良くない見通しです。

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