局地的に1時間4〜5cmの強い雪 北日本の内陸部で短時間に積雪急増

2023年11月30日(木)10時30分 ウェザーニュース

2023/11/30 10:21 ウェザーニュース

日本付近は冬型の気圧配置が強まっています。今日30日(木)は上空の気圧の谷が通過しているため雪雲や雨雲が発達し、北日本の内陸部を中心に短時間に積雪が急増しているため注意が必要です。

日本海一面に寒気に伴う雲

気象衛星の雲画像を見ると、日本海は寒気に伴うすじ状の雲に埋め尽くされています。雪雲や雨雲が発達していることを示していて、強い寒気に覆われている北海道や東北では断続的に強い雪が降っています。
10時までの1時間には北海道倶知安町で5cm、寿都町で4cm、青森市で3cmの降雪を観測しました。積雪は青森県青森市・酸ケ湯で90cm、北海道幌加内町で69cm、岩手県西和賀町・湯田で52cmに達していて、北日本の広い範囲に大雪注意報が発表中です。

今日の午後以降も断続的に強い雪

気圧の谷が抜けた後も上空には寒気が居座るため、日本海側では雪や雨が断続的に降る見込みです。夕方の雪雲、雨雲の分布では北海道から東北の日本海側に雪雲がかかりやすく、北陸や甲信北部の山沿いでも雪が予想されています。
活発な雪雲がかかると局地的に1時間に5cm前後の強い雪が降り、視界が悪くなるほどになる予想です。多い所ではこれから今夜にかけて10〜20cmの新たな雪が積もる予想で、除雪が必要になってきます。
冬型の気圧配置は明後日12月2日(土)頃にかけて続くとみられますので、積雪の増加による路面状況の悪化や、山間部での雪崩などに注意が必要です。

出典
気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構

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