3大流星群の“ふたご座流星群”が今週末ピークに

2019年12月9日(月)11時35分 ウェザーニュース


2019/12/14 05:22 ウェザーニュース

今週末の14日(土)から15日(日)にかけて、ふたご座流星群の活動が極大となります。予想極大時刻は未明2時ごろで、14日(土)の宵から15日(日)の明け方にかけてが見ごろになります。

期待できる流星数は?

★ピーク予想 12月15日(日) 2時頃
★母天体   ファエトン(小惑星)
ふたご座流星群は、出現する流星数の多さから、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「3大流星群」の1つとされています。
月齢18の明るい月が放射点のあるふたご座に位置して一晩中夜空を照らしているため、今年の条件はあまり良くありません。アストロアーツ社によると、好条件のときには1時間あたり100個ほど見えることもある流星群ですが、今年は空の条件の良いところでも1時間あたり15〜20個前後、視界が開けていないところで実際に見えるのは5〜10個ほどと予想されるとのことです。
流れ星は空のあちらこちらに飛ぶので、月があるふたご座の方向よりは、そこから離れた方向を中心に広く空を見渡たした方がよく見られそうです。

ふたご座流星群の特徴は?

(1)毎年、多くの流星が出現
毎年、安定して多くの流星が出現する、当たり外れの少ない流星群といえます。
極大日の夜には、およそ90秒に1つ流れ星が見える計算になることから、15分ほど夜空を眺めていると、少なくとも1つは流れ星が見ることが出来そうです。
(2)ほぼ一晩中観測が可能
流星群に属する流れ星は、放射点という天球上の一点から流れます。
ふたご座流星群は、その名の通り冬に見頃を迎えるふたご座に放射点があるため、夜の早い時間に放射点が地上に昇ってきます。このため、活動期にはほぼ一晩中ふたご群の流星を観測することが可能です。
(3)極大日を過ぎると流星数は一気に減少
ふたご座流星群には、ピーク後は短時間で活動が低下するという特徴があります。

ピーク当日の天気は?

14日(土)は、日本海で発生した低気圧が東に進みながら北日本を通過して雨や雪を降らせます。
低気圧が通過した後は西高東低の気圧配置になって強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に雨や雪のスッキリしない天気になるため、日本海側での流星観測は難しそうです。
一方、 西日本・東日本の太平洋側では観測のチャンスあり。師走らしい寒さで夜はグッと冷え込みます。流星観測には万全の防寒が欠かせません。


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