名古屋や横浜、福岡などで初雪観測 東京も冷え込み初氷・初霜

2020年12月15日(火)12時0分 ウェザーニュース

2020/12/15 12:01 ウェザーニュース

日本付近にこの冬初めての強い寒気が流れ込んでいる影響で、広範囲で雪が降っています。
きのう14日(月)から15日(火)正午までに、横浜、名古屋、福岡など、全国の16の気象台で初雪の発表がありました。
明後日17日(木)にかけて、日本海側の地域を中心に大雪に注意・警戒してください。

中京圏など太平洋側でも雪に

ウェザーニュース集計 雪の報告

今朝5時から11時までにウェザーニュースアプリから投稿された天気の報告を集計し、雪の報告のみを抜粋しました。北日本から西日本にかけての日本海側で雪の投稿が多くなっているほか、東海地方や近畿地方、中国・四国地方などでも雪の報告がある様子がわかります。日本海から流れ込む雪雲が山を越えて流れ込んでいるものと考えられます。
今季はこれまでに強い寒気が北日本を中心に流れ込んでいましたが、東日本や西日本では今年初めての強い寒気の流れ込みとなったため、初雪となったところが多くなっています。
▼気象台の発表
初雪 14日観測
 甲府(山梨)、下関(山口)、富山、金沢(石川)、福井、松江(島根)、鳥取、広島、横浜
初雪 15日観測(正午までの発表)
 岐阜、彦根(滋賀)、京都、福岡、佐賀、名古屋(愛知)、長崎

17日(木)頃にかけて大雪に注意

強い寒気の流れ込みは明後日17日(木)頃にかけて続くため、明日も雪の降るところが多いも込みです。
北日本の日本海側や北陸では断続的に雪が降り、17日(木)朝までに場所によっては新たに100cmを超える雪が積もるような大雪となるおそれがあります。風向きや地形によっては短時間で急速に積雪が増加するおそれがあるため、視界不良や路面状況の悪化、着雪による停電などに注意、警戒してください。
太平洋側でも、名古屋周辺を含む東海地方では積雪となるおそれがあります。路面状況の悪化や凍結によるスリップ事故、転倒などに注意をしてください。
北陸や東海、西日本野山沿いでは、峠道などで冬タイヤやチェーンを装備していない車が立ち往生してしまうことも考えられます。気象情報とともに道路交通情報もよく確認するようにしてください。

晴れた関東は厳しい冷え込み 
東京では「初氷」「初霜」発表

今日の最低気温

今朝は晴れた関東などで特に朝の冷え込みが強まりました。今季最低気温の記録を更新したところが多く、東京でも今年3月以来8か月半ぶりに2.0℃まで気温が下がりました。
東京では今朝、初氷と初霜の観測が発表されました。初氷は観測露場のある北の丸公園で、初霜は気象庁本庁のある虎ノ門での観測です。
上空の寒気の流れ込み弱まるまでは、日に日に寒くなる予想ですので、明日、明後日は今日よりも冷え込み可能性があります。
主要都市でも、最低気温が0℃未満となる「冬日」になる可能性もあります。厚手の真冬のコートやマフラー、手袋、ニット帽、カイロなどを準備して、真冬並みの寒さ対策を行うようにしてください。

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