クリスマス寒波で大雪続く 明日は平野部で積雪急増に警戒

2022年12月22日(木)11時15分 ウェザーニュース

2022/12/22 10:39 ウェザーニュース

今夜から日本付近は冬型の気圧配置が続き、26日(月)にかけてクリスマス寒波で日本海側は大雪のおそれがあります。特に明日23日(金)は平野部で積雪急増による車の立ち往生の発生など交通障害に警戒が必要です。

立ち往生など交通障害に警戒

今日22日(木)は日本列島を通過中の低気圧や前線が抜けた後、次第に冬型の気圧配置が強まります。明日23日(金)は上空5500m付近の非常に強い寒気が日本海から本州付近を通過する見込みです。
大雪の目安とされる−36℃以下の寒気が大きく広がり、その周辺では大気の状態が非常に不安定です。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の周辺を中心に活発な雪雲の帯が形成されます。
等圧線が東西に寝る形で、西寄りの風が吹くため北陸から山陰で雪が強まりやすく、前回の冬型と同様に平野部で短期間に積雪が急増する予想です。道路の積雪が急増することで立ち往生を発端とする大規模な交通障害につながるおそれがあります。できるだけ車での移動を避け、やむを得ない場合は最大限の準備を行ってください。
西日本は日本海側だけでなく、九州や四国など広範囲で積雪の可能性があるため、油断ができません。

山沿いは前回の冬型より大幅に積雪増

25日(日)夜までの72時間の積雪予想

明日の夜以降は寒気の中心が日本列島の東に移動し、季節風が西寄りから北寄りへと変化していきます。
北寄りの風に変わることで、活発な雪雲は濃尾平野に流れ込みやすくなり、岐阜県や愛知県の平野部で雪が降る見込みです。寒気の強さや風向きによって名古屋市内でも雪に変わる可能性があります。
北陸から山陰では雪の中心が平野部から山沿いへと移る見通しです。前回の冬型ではあまり雪が降らなかった新潟県上・中越や富山県の山沿いで積雪が増加し、25日(日)夜までには100cmを大きく上回る雪が積もるとみられます。その後も冬型が続いてさらに積雪の増えるおそれがありますので、警戒が必要です。

西日本を中心に厳しい寒さ

25日(日)までの天気と気温

強い寒気の影響で西日本を中心に気温が下がります。明日は福岡市や大阪市で最高気温が5℃に届かない厳しい寒さです。明後日24日(土)の朝は冷え込んで、最低気温が0℃以下の冬日の所が多くなります。
関東も明日は気温が上がらず、晴れても一桁の気温。土曜日、日曜日も朝は冷え込む見込みです。
寒気が西日本中心に流れ込むため、北海道や東北は気温が高めで、札幌市でもプラスの予想となっています。積もった雪が溶けて路面状況が悪くなりますので、注意をしてください。

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