コロナ禍の年末年始、正月太りや正月ボケ対策の救世主は「太陽光」

2020年12月30日(水)5時0分 ウェザーニュース

2020/12/30 05:12 ウェザーニュース

コロナ禍の年末年始をどう過ごしますか。例年の帰省や旅行、初詣や年始回りといった行事を取りやめる人もいるでしょう。休みが12月26日〜1月11日の17連休という人もいるかもしれません。いつもと違う正月休み。正月太りや正月ボケを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。

誰でも食べ過ぎと運動不足

「お正月はおせち料理にお雑煮を食べ、家でのんびりするので“正月太り”になりがちです。コロナ禍では、例年は出かけていた初詣や初売りなど外出を避けるので運動不足も加わり、“正月太り”は増えると思われます」と言うのは、ウェザーニューズ気象病顧問アドバイザー・愛知医科大学客員教授・中部大学教授で医師の佐藤純先生です。
“正月太り”を避けたかったら、休み中も毎日運動することを習慣化することです。
「家庭をお持ちの人ならお子さんと公園などで遊ぶ機会です。単身の人も毎日の散歩で街の年末年始の変化を楽しんでください。家でも時間があれば壁の前に立って爪先立ち、床の上でスクワット(たちしゃがみ)などがオススメです」(佐藤先生)

屋外で日の光を浴びる効果

正月は朝からお酒を飲みながらテレビで駅伝中継を見て、一日中家で過ごす人もいるでしょう。
「寒いので外出を控える人がいますが、家に籠もっていると気が沈むことがあります。人は太陽光を浴びると気分を高揚させる脳内物質のセロトニンが産生されるので、毎日散歩などで30分から1時間は屋外で過ごしてください」(佐藤先生)

時差ボケにも要注意

コロナ禍の正月休みは外出せずに、ネット配信の映画を見続けたり、ゲーム三昧という人もいるでしょう。
「怖いのは時差ボケです。ゲームに熱中すると時間が経つのも忘れ、気がついたら明け方ということもあるでしょう。人間の体内時計は、後ろに遅らせることは容易ですが、早めるのは難しいのです。時差ボケのまま休み明けを迎えないように、午前0時には就寝するようにします」(佐藤先生)
寝る間際までゲームをしていると、寝ようと目を閉じても残像が網膜に浮かび、なかなか寝付けません。ゲームは早めに切り上げましょう。

コロナ時代のコミュニケーション

例年なら旧友との新年会が今年は中止という人もいるでしょう。友人や知人と会えないと、結構なストレスになります。コロナ禍でコミュニケーションの在り方も変わりました。
「会いたい人には代わりに電話をしてはどうでしょうか。相手も思うように人に会えないので、話したいことが溜まっているかもしれません。スマホなどで互いに顔を見ながらの“オンライン会話”もあります。コロナ時代のコミュニケーションを活用してはどうでしょうか」(佐藤先生)
いつもと違う正月休み。外出を控えて家にいる時間が長くなるでしょうが、正月太りや時差ボケ対策に、毎日太陽光を浴びたり体を動かしたりして、夜更かしを避ける生活を心がけてください。

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