ブラザー東京ビルの改修工事が完了

2024年1月16日(火)14時16分 PR TIMES

ブラザーグループ初の「ZEB Ready」認証を取得

ブラザー工業株式会社が進めてきたブラザー東京ビル(東京都中央区京橋三丁目3番8号)の改修工事が完了した。ブラザー東京ビルは、改修工事にともない、ブラザーグループの拠点として初めて一般社団法人 日本建築センターの建築物省エネルギー性能表示制度にもとづき環境省が推奨する「ZEB Ready」認証を取得している。

[画像1: https://prtimes.jp/i/11621/645/resize/d11621-645-38b08aad9c1918e320fe-0.jpg ]


ブラザー東京ビルは、2010年に完成した9階建てのオフィスビルで、おもにブラザー販売株式会社の東京事業所として使われている。このたび、空調設備などが更新時期を迎えたため、2023年9月から12月にかけて断熱性能向上のためのサッシの二重化、高効率な空調設備への切り替え、換気量制御のためのCO2センサー導入などの改修工事が行われた。また、屋上には太陽光パネルが設置され、ビル内で使用する電力の一部を再生可能エネルギーで賄われる。

工事完了後は、改修前と比較して建物全体で、基準一次エネルギー*¹の年間消費量を50%以上削減することが可能となり、ZEB Ready認証を取得することができた。ZEB(ゼブ)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称で、高効率な設備等を導入することにより、省エネルギー化を実現した建築物を認証する制度。基準一次エネルギーの削減量に応じて、「ZEB」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」の4つに区分*²され、このうち、ブラザー東京ビルが取得したZEB Readyは、基準一次エネルギーの年間消費量を50%以上削減することができた建物に与えられる。今後は、ブラザー東京ビルに続き、2026年竣工予定の瑞穂工場(名古屋市瑞穂区)の新社屋についても、環境負荷の少ない設計とし、「ZEB Ready」あるいは「ZEB Oriented」の取得を目指していくとしている。

また、ブラザー東京ビルでは、今回の改修工事に合わせて水素を燃料として使い発電する自社製の燃料電池が導入された。安全に水素を貯蔵でき、取り扱いが容易な水素吸蔵合金を用いた燃料電池の発電システムにより、災害発生などの緊急時におけるバックアップ用電源として活用されていく予定となっている。

ブラザーグループは、中期戦略「CS B2024」で、CO2排出削減をマテリアリティ(重要社会課題)のひとつと定めており、最終年度の2024年度までに、スコープ1,2*³で2015年度比47%排出削減(絶対値)、スコープ3*³で自助努力での15万トンの削減対策の実施を目標に、省エネ・創エネ活動やCO2フリー電力の活用、製品の省エネ性能向上などに取り組んでいる。

ブラザーグループでは、今後も持続的発展が可能な社会の構築に向け、企業活動のあらゆる面で地球環境の配慮に前向きで継続的な取り組みを行っていくとしている。

[画像2: https://prtimes.jp/i/11621/645/resize/d11621-645-11da20f683a9c0ec746d-1.jpg ]


*¹:基準一次エネルギー消費量とは、建築物省エネ法に基づいて設定された、建物のエネルギー消費性能の基準値
  建物の用途、地域、床面積などの条件や、使用する設備機器の種類などによって異なる
*²:ZEBの種類と評価基準
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11621/table/645_1_4cd132751de3d9b40c2b0e1462897762.jpg ]

  詳細はこちら:https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html(環境省ホームページ)
*³:温室効果ガスの排出源の区分け
スコープ1は事業者自らによる温室効果ガスの直接排出
スコープ2は他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3はスコープ1,2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

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