阿部寛主演ドラマ化で話題! 『ボクたちは、みんな大人になれなかった』『すべて忘れてしまうから』の燃え殻による、寂しさと可笑しみが同居する珠玉のエッセイ集。『夢に迷ってタクシーを呼んだ』本日発売。

2024年1月29日(月)13時47分 PR TIMES

シンガーソングライター・斉藤和義さん&ヒグチアイさん推薦! 誰もがもっている、胸を締めつけられる記憶の数々。とっくに忘れていたと思っていた夜の色、焼き鳥屋のにおい、タクシーの光に照らされた横顔。そのすべてがあふれだします。「記憶」という形になって初めて、私たちは、本当に大切なものが何だったのかを思い知るのかもしれません。日常を生きていく寂しさと、心もとなさにそっと寄り添った、エッセイ集です。
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株式会社新潮社は2024年1月29日、文庫『夢に迷ってタクシーを呼んだ』(燃え殻)を刊行します。

本書は、2023年秋ドラマとしてテレビ東京で放送されていた「すべて忘れてしまうから」に連なるエッセイ集となります。著者の燃え殻さんは、初小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(※累計20万部を突破/のちに映画化)でのデビュー以来、精力的に創作活動を続けてきました。読者の記憶を刺激するような独特な文章は、映像との相性も良く、映画化、ドラマ化、舞台化なども相次いでいます。

文庫化に際し、カバーイラストを大山美鈴さんに依頼。文庫版限定の魅力的なコンテンツも新たに収録いたしました。単行本未読の方だけではなく、すでに読んだという方にも、再度「燃え殻ワールド」を楽しんでいただける作品です。


■コロナ禍、真っ最中の2021年夏に書かれた「巣ごもり読書日記」を文庫版特典として収録!
2021年8月号「小説新潮」に掲載された読書日記を収録しております。単行本では読めない文庫版のみの限定特典です!

「新しい生活様式」がうたわれはじめ、いつ終わるともしれない閉塞感の中で、まさに「巣ごもり」のようだった2021年の夏。あれから2年半が過ぎ、緊急事態宣言はすっかりまぼろしのようです。

それでも忘れることのできない、ある種特別な空気がながれていたあの夏を、燃え殻さんの読書日記と共に思い出してみませんか。


■シンガーソングライター・ヒグチアイさんの解説も収録!
『夢に迷ってタクシーを呼んだ』の文庫版解説は、燃え殻さんたっての希望でシンガーソングライターのヒグチアイさんに依頼しました。TVアニメ『進撃の巨人』エンディングテーマ「悪魔の子」、『生きるとか死ぬとか父親とか』エンディングテーマ「縁」など、幅広い楽曲を手掛けるヒグチアイさんですが、燃え殻さんとは以前から浅からぬ縁があります。

2021年に公開された燃え殻さん原作のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』のティザー予告で起用されたのが、ヒグチさんの楽曲「東京にて」でした。その際も、燃え殻さんの作風と音楽が共鳴し、懐かしさと切なさを存分に伝える予告映像となっていましたが、今回もエッセイのようなすてきな解説をよせていただきました。

解説自体がひとつの作品であるような個性を持ちながら、それでいて本書の魅力をじゅうぶんに引き立たせている様は、まさにヒグチアイさんがいつも映像化に際してかきおろしている楽曲のよう。

どこか似た空気感を持つ、おふたりの共演。ヒグチさんのファンにも、ぜひこの機会に本書を読んでいただければと思います!


■シンガーソングライター・斉藤和義さんから推薦コメントをいただきました。
「童話“鉛の兵隊”は、焼かれた後に心臓だけが残りますよね。
燃え殻さんの言葉みたいだな」


■内容紹介
いつか僕たちは必ずこの世界からいなくなる——。ネットニュースで、三週間前に会った知人の死を知った日。「もうダメだ」と言い続けていた最悪な時代の仲間との再会。「で、お前いつ帰るんだ?」が口癖だった祖父との思い出。恵比寿の焼き鳥屋で見かけたヨーダ似のお爺さんと美少女。日常を生きていく寂しさと心もとなさに、そっと寄り添ったエッセイ集。文庫特典「巣ごもり読書日記」収録。


■著者略歴
1973(昭和48)年神奈川県横浜市生れ。2017(平成29)年、『ボクたちはみんな大人になれなかった』で小説家デビュー。同作はNetflixで映画化、またエッセイ集『すべて忘れてしまうから』はDisney+とテレビ東京でドラマ化され、ほかにも映像化、舞台化が相次ぐ。著書に、小説『これはただの夏』『湯布院奇行』、エッセイ集『それでも日々はつづくから』『ブルーハワイ』『断片的回顧録』『夢に迷ってタクシーを呼んだ』などがある。


■書誌情報
【書名】夢に迷ってタクシーを呼んだ(新潮文庫刊)
【著者】燃え殻
【発売日】2024年1月29日
【定価】649円(税込)
【ISBN】978-4-10-100353-5

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