PingCAP、TISと協力し「デジタル基盤オファリングサービス」の販促活動を加速

2025年2月6日(木)16時46分 PR TIMES

PingCAP株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Eric Han、以下 PingCAP) は、TISインテックグループのTIS株式会社 (本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本安史、以下 TIS) と協力し、同社が提供する「デジタル基盤オファリングサービス(https://www.tis.jp/service_solution/digital-infrastructure-offering-service/)」の販売促進を行います。TISは、クレジットカード基幹システム開発で国内市場シェア約50%、ブランドデビットカードのサービス提供・システム開発において国内市場シェア約86%を誇る独立系総合ITサービス企業です。今回の協業により、企業の成長を支えるデジタル基盤の導入を加速してまいります。
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企業のニーズに応じて最適なデジタル基盤を提供する「デジタル基盤オファリングサービス」は、ITサービスの立ち上げやITインフラのモダナイズを検討する企業のニーズに応じて、アーキテクチャの最適化やデジタル基盤・サービス基盤の構築、運用管理までを提供するサービスです。TISが長年の運用実績を持つ「インフラ基盤」、サービスの企画から開発・運用までを一気通貫でサポートする「サービス基盤」、先進テクノロジーに習熟した「サービスアーキテクチャコンサルティングチーム」の3つを最適な形に組み合わせて提供することで、企業がアプリケーション開発へ専念できる環境の実現や、インフラ運用にかかる負荷の軽減を目指しています。2025年春頃よりクラウドネイティブな高可用性システムを実現する高レジリエンスオプションが追加され、提供が開始されます。

今回追加される高レジリエンスオプションは、クラウドネイティブで新しく決済システムを構築したいFinTech事業者や、レガシーな決済システムでの運用に課題を抱えている決済事業者、決済領域に限らずシステム稼働率や性能に課題を抱えている企業様向けに、従来、クラウドへの移行が難しかったミッションクリティカルな要件を持つシステムを高セキュリティ・高品質なクラウドネイティブプラットフォームで実現するサービスです。TISが独自検証したソフトウェアスタック「Lerna※1」を活用し、ミッションクリティカルなシステムに求められる高い可用性とスループットをAWS上で実現します。

また同サービスには、弊社が提供するマルチプラットフォーム対応のNewSQLデータベース「TiDB」がコア技術として採用されています。

※1 TISが開発したソフトウェアスタック。分散SQLデータベースTiDBをはじめとするOSSを活用して、高価なサーバを購入せず安価に高可用性とスループットを実現可能。
高レジリエンスオプションが解決する課題
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89466/80/89466-80-dcb1b293092dc2c8f341c405cad01c8f-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
高レジリエンスオプションを利用した検証結果
高レジリエンスオプションの開発にあたり、TISで設定したシナリオでミッションクリティカルな要件を満たしているか検証を行いました。結果として、高い可用性とスループットを実現しています。
※TIS検証環境における計測結果であり、サービスレベルを保証するものではありません。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89466/80/89466-80-84aea13797fb75618f241e670b49532e-1458x413.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
背景
経済産業省の調査によると、2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%であり、直近5年間で+15.2%と堅調にキャッシュレス化が進んでいます※1。クレジットカードの利用が増加する一方で、決済の承認を実施するオーソリゼーションシステムでは、多くの場合、レガシーアーキテクチャが使われています。ミッションクリティカルなシステムのため、アーキテクチャの刷新が難しく、運用人材や運用コストの硬直化が課題となっています。また、決済事業者以外でも、受発注などでミッションクリティカルなシステムを持つ事業者に同様の課題がありますが、レガシー環境からの移行は難しいと考えられていました。TISの調査※2によると、約35%の企業が自社で運用するシステムに耐障害性や性能面での課題を感じているが、コストや人材不足によりアーキテクチャの改善に踏み切れていないことがわかりました。そのほかにも、自社システムのクラウド移行に関心があるものの、クラウドネイティブなシステムの設計ができる人材不足が課題となっているという声も多くありました。

そこでTISは、クラウドネイティブでレジリエントな運用により、ビジネスの環境変化に柔軟に対応できる高レジリエンスオプションの提供を開始します。サービスアーキテクチャコンサルティングチーム主導のもと、ミッションクリティカル品質のシステムをより最適なコストで構築することを可能にします。

※1 経済産業省「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
   https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240329006/20240329006.html
※2 ZDNet Japanと共同で実施した「システムのアーキテクチャ見直しに関するアンケート調査」
   (実施期間:2024/9/20〜2024/10/9、回答数:107件、対象:情報サービス業、製造業、商社・小売・卸売業等)

特長
高レジリエンスオプションは、TISが決済システムの開発で培った高可用性・高セキュリティ・高品質なプラットフォーム構築のノウハウ・基盤を提供するメニューです。特長は以下の通りです。
- 高レジリエンス実現のためのAWSマルチリージョン構成
ミッションクリティカルなシステムを実現するため、AWSの基盤構成を冗長化、単一リージョンレベルの広域障害への対応として、マルチリージョン構成で災害対策を実現。

- PingCAPの「TiDB」を採用
TiDBにより処理能力を柔軟に変化させながら、従来のRDBと同様のインターフェースで利用可能。マルチマスター構成のもとでデータが複数のノードに自動的にレプリケーションされ、高い可用性を確保。

- 高い稼働率
模擬障害シナリオの検証において、サービス稼働率99.9999%を達成。サービスを停止することなく、アプリやDBのメンテナンスやキャパシティの調整が可能。

- TISによる導入時のコンサルティングからカスタマイズ開発までサポート
30年以上にわたるミッションクリティカルな決済システムの構築・運用の実績で培った技術や経験に基づいたノウハウを豊富に持つ専門家が、導入前のコンサルティングからシステムの構築・運用までを一気通貫でサポート。

- 最適なコストでスピーディなシステム構築
高可用なアーキテクチャがプリセットされたマルチテナント型クラウドプラットフォームにより、フォールトトレラントシステムをスピーディに導入。また、ビジネス規模の拡大に応じた最適なコストで実現可能。

- 充実したアセット・ノウハウを提供
高可用を実現するための方式設計サンプルや、障害やメンテナンスによる影響を最小限に抑えるためのアプリケーション実装ガイドライン等、実装を支援する豊富なコンテンツを提供。

提供メニュー
◆高レジリエンスシステム導入支援
 高レジリエンス設計・構築ノウハウを持った専門家によるシステム導入支援

◆データベース共用型プラットフォーム
 スモールスタートが可能なマルチテナント型のデータベースをサービス型で提供し、個社専用のアプリケーション実行プラットフォームを提供

◆データベース専用型プラットフォーム
 個社専用のデータベースをサービス型で提供し、専用のアプリケーション実行プラットフォームを提供
※ データベースは非機能要件に応じてTISの運用環境もしくはTiDB Cloudを選択可能。
提供価格
個別見積

詳細は以下よりお問い合わせください。
https://www.tis.jp/service_solution/digital-infrastructure-offering-service/
今後について
「デジタル基盤オファリングサービス」にNewオンプレミスやAI基盤サービス等、デジタル化を後押しする機能を拡充することで、取引先の幅広いハイブリッドクラウドニーズに対応していくとともに、徹底的な構築・運用の自動化を図り、リーズナブルなプラットフォームの実現を目指します。

エンドースメント
この度、PingCAP社とのパートナーシップ契約を活かしたサービスの公開に至ったことを大変嬉しく思います。TISが長年にわたり培ってきた決済をはじめとする重要性の高いシステムの構築・運用ノウハウとPingCAP社のテクノロジーを組み合わせることで、ミッションクリティカルな要求水準を満たしつつ、クラウドネイティブ環境でオープンかつ軽量なサービスプラットフォームを提供してまいります。

            TIS株式会社 サービスプラットフォーム事業部 事業部長 立石 朱城 氏

TIS株式会社について
TISインテックグループのTIS(https://www.tis.co.jp/)は、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

TiDBについて
PingCAPの主力製品である分散型NewSQLデータベース「TiDB (タイ・デー・ビー) (https://pingcap.co.jp/tidb-self-managed/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502)」は、ゲーム業界、金融、決済サービス、Eコマース、コンテンツサービス、ロジスティックスなど多種多様な業界やミッションクリティカルな場面での導入が進み、全世界で3,000社以上の企業に採用されています。TiDBは、MySQLやPostgreSQLなどの従来のリレーショナルデータベースと同様にSQLを使用してデータにアクセスすることができ、分散型のアーキテクチャにより水平方向の拡張性、強力な一貫性、MySQLとの互換性を備えた高い可用性、HTAP (ハイブリッドトランザクション/分析処理) 、クラウドネイティブを特徴としています。また、TiDBの機能をクラウド上で使用できるフルマネージドサービスのTiDB Cloud (TiDB Cloud Serverless(https://pingcap.co.jp/tidb-cloud-serverless/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502) および TiDB Cloud Dedicated(https://pingcap.co.jp/tidb-cloud-dedicated/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502)) を提供しています。TiDB Cloudは、スケーラビリティとコスト効率に優れたオプションとして注目されており、また従来のデータベースの枠を超えた付加サービスを提供しています。中でも、OpenAIが提供するChatGPTとTiDB Cloudを組み合わせて開発した自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query(https://pingcap.co.jp/blog/introducing-chat2query-an-innovative-ai-powered-sql-generator-for-faster-insights/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502)」はAIとデータベースを融合した最新技術として注目され、AIがユーザーのデータスキーマを理解して自動でクエリを生成、膨大なデータを超高速処理で分析し、リアルタイムで結果を返します。

PingCAPについて
PingCAPは、エンタープライズ向けのソフトウェアサービスプロバイダーとして2015年に設立され、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供することにコミットしています。PingCAPの社名は、ネットワークの疎通を確認するために使用されるコマンド「Ping」とCAP定理の「CAP」の2つの単語を組み合わせています。3つのうち2つを選ばなければならないとされるCAP定理のC (Consistency - 一貫性)、A (Availability - 可用性)、P (Partition Tolerance - ネットワーク分断への耐性) ですが、この3つの全てに接続したい (Ping) という思いが込められています。PingCAPの詳細については https://pingcap.co.jp(https://pingcap.co.jp/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502) をご覧ください。

PingCAPは、Access Technology Ventures、Coatue Management、GGV Capital、Sequoia Capitalなど、米国の大手投資会社から資金提供を受けています。

会社概要
会社名:PingCAP株式会社
所在地:東京都千代田区大手町2丁目6番4号 TOKYOTORCH 常盤橋タワー 9F
代表者:Eric Han (エリック・ハン)
設立:2021年3月15日
URL:https://pingcap.co.jp/(https://pingcap.co.jp/?utm_source=press_release&utm_medium=news_wire&utm_campaign=tis202502)
事業内容:分散型NewSQLデータベース「TiDB」を主力とした、オープンソースでクラウドネイティブなワンストップのデータベースソリューションを提供

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