無洗米に関する意識調査結果
2024年2月14日（水）18時16分 PR TIMES
特定非営利活動法人全国無洗米協会（東京都中央区、理事長 梅澤政久）では、日本で唯一の無洗米の審査機関として、消費者の無洗米利用に関する実態を調査し、広く一般社会に無洗米について告知・啓発活動を行い、米の消費拡大を図ることを目的に、関東圏と関西圏の実際にお米を購入している女性400名を対象にした「無洗米に関する意識調査」をインターネットで実施しました。
＜調査結果のトピックス＞
・無洗米の購入者（「購入している」32.0％、「時々購入している」21.3％）は53.3％であり、2005年調査と比べ購入者が8.4ポイント増加。5割以上の家庭で無洗米が購入されている。
・無洗米を購入する際に重視していることは「価格が手頃」が最多。
・無洗米のイメージは「便利」が50.8％と最も高い。
・今後無洗米を購入したい人は55.0％であり、現在購入者においては9割弱の人が購入したいと考えている。
・無洗米を購入したことがない方の「今後も購入したくない人に理由」は、「おいしくなさそうだから」44.0％、次いで「お米を研がないと不衛生な気がするから」29.3％、「値段が高いから（高そうだから）」25.3％であった。現在購入者の8割以上からは今後も購入したいと思われている商品にもかかわらず、無洗米の味イメージは2005年調査から僅かな改善しか見られず、現在も購入に至っていない様子がうかがえた。
＜調査結果の詳細＞
1． 無洗米の購入者は53.3％
無洗米を「購入している」32.0％、「時々購入している」21.3％で、合計すると無洗米購入者が53.3％となった。2005年調査と比べ、購入者が8.4ポイント増加し、購入率は半数を超えた。また、「知っているが購入したことはない」は32.2％から22.5％に減少し、過去を含めた購入経験者は7割を超える。
エリア別においても同様の傾向が見られ、関東圏・関西圏ともに購入者が増加している。 なお、2005年調査と同様に、関東圏の方が関西圏より普及が進んでいる。
[画像1: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-865a8ce8e16b3ea907c9-0.jpg ]
2． 無洗米の購入先はスーパーが主
無洗米の購入先は、「スーパー」が75.7％と最も高く、無洗米の購入者の4分の3が利用している主な購入先となっている。
[画像2: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-b18ed6f531bf2965d487-1.jpg ]
3． 無洗米を購入する際に重視していることは「価格が手頃」
無洗米の購入時に重視していることは「価格が手頃」が78.0％で最も高く、「産地」「銘柄」がそれぞれ約40％と続く。なお、項目名称は若干異なるが「価格」項目を比べると、2005年調査と比べて19.0ポイント上昇しており、価格重視の人が増えている。また、2005年調査と比べ「無洗米のマーク」を重視している人が減っている。
※2005年調査では「価格が手頃」は「価格」、「無洗米の製法」は「製法」と聴取。「生産年」「精米時期」「内容量」は聴取していない。
[画像3: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-6359d74b1aec6ccd1381-1.jpg ]
4． 無洗米の製造方法を知っている人は減少
無洗米認知者に無洗米の製造方法を知っているか聞いたところ、認知者は12.9％に留まる結果となった。2005年調査と同様に無洗米を現在購入している人に絞っても、製造方法の認知者は19.2％であり、2005年調査と比べ認知者は減少している。
製造方法を知っている人に具体的に知っている製造方法を複数回答で聞いたところ、「水で洗い肌ヌカをとる」が最も高く80.4％であり、「肌ヌカで肌ヌカをとる」が52.9％で続く。2005年調査では「肌ヌカで肌ヌカをとる」製造方法が最も高く、認知されている製造方法が2005年と比べ大きく異なる結果となった。
[画像4: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-2b1d7da19434d13e7073-1.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-d28f544abb7d4967242a-1.jpg ]
5． 無洗米のイメージは「便利」50.8％
無洗米のイメージは「便利」が50.8％と最も高く、突出したイメージが持たれている。2005年調査でも同様に「便利」が67.5％で最も高く、「環境に良い」が43.9％と続く。上位のイメージ項目は共通しているものの、2023年調査では各イメージの数値が低下している。加えて、「よくわからない」が14.8％でやや上昇していることから、無洗米に対するイメージが希薄化している可能性が考えられる。
[画像6: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-98ccddfc939e98bffa75-1.jpg ]
6． 無洗米を今後購入したい人は55.0％
無洗米の今後の購入意向を聞いたところ、「購入したい」34.3％、「やや購入したい」20.8％であり、今後無洗米を購入したい人は55.0％だった。現在の無洗米の購入状況別に見ると、「購入している」人の今後の購入意向は94.5％、「時々購入している」人も80.0％と、今後も引き続き購入したいと考えている人が多く存在している。
また、今後の購入意向者からは、「手間がかからないので便利だから」が84.1％と最も高く、2005年調査と同様の傾向が見られる。「おいしいから（おいしそうだから）」は26.4％と、2005年調査と比べ14.7ポイント上昇しており、食味を理由に購入したい人が増えている。一方で、「とぎ汁が出ないので水を汚さなくていいから」27.3％、「炊飯時に水を使わない分、経済的でよいから」26.8％、「普通米と価格が変わらないから」9.5％は2005年調査より低下している。
[画像7: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-6056f2cf3e806a5ec04d-1.jpg ]
7． 無洗米を今後も購入しない理由
無洗米を今後も購入したくない人に理由を聞いたところ、「おいしくなさそうだから」44.0％が2005年調査と同様に最も高い結果となった。次いで、「お米を研がないと不衛生な気がするから」29.3％、「値段が高いから（高そうだから）」25.3％であり、この2項目は2005年調査より低下している。
現在購入者の8割以上からは今後も購入したいと思われている商品にもかかわらず、無洗米の味イメージは2005年調査から僅かな改善しか見られず、現在も購入に至っていない様子がうかがえる。
[画像8: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-1285e2bb07f4cf003f9b-1.jpg ]
8． 調査方法
(ア)調査目的
「無洗米」に対する意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ)調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜50代のご自身でお米を購入されている女性
エリア別：関東圏（東京都100名、神奈川県50名、埼玉県50名）200名、
関西圏（大阪府100名、京都府40名、兵庫県60名）200名
年齢別：20代100名、30代100名、40代100名、50代100名
(ウ)調査方法
インターネットアンケート調査
関東圏または関西圏内に住んでいて、お米をご自身で購入している女性400名に対してアンケートを実施
(エ)実査日
2023年10月13日〜17日
＜調査結果のトピックス＞
・無洗米の購入者（「購入している」32.0％、「時々購入している」21.3％）は53.3％であり、2005年調査と比べ購入者が8.4ポイント増加。5割以上の家庭で無洗米が購入されている。
・無洗米を購入する際に重視していることは「価格が手頃」が最多。
・無洗米のイメージは「便利」が50.8％と最も高い。
・今後無洗米を購入したい人は55.0％であり、現在購入者においては9割弱の人が購入したいと考えている。
・無洗米を購入したことがない方の「今後も購入したくない人に理由」は、「おいしくなさそうだから」44.0％、次いで「お米を研がないと不衛生な気がするから」29.3％、「値段が高いから（高そうだから）」25.3％であった。現在購入者の8割以上からは今後も購入したいと思われている商品にもかかわらず、無洗米の味イメージは2005年調査から僅かな改善しか見られず、現在も購入に至っていない様子がうかがえた。
＜調査結果の詳細＞
1． 無洗米の購入者は53.3％
無洗米を「購入している」32.0％、「時々購入している」21.3％で、合計すると無洗米購入者が53.3％となった。2005年調査と比べ、購入者が8.4ポイント増加し、購入率は半数を超えた。また、「知っているが購入したことはない」は32.2％から22.5％に減少し、過去を含めた購入経験者は7割を超える。
エリア別においても同様の傾向が見られ、関東圏・関西圏ともに購入者が増加している。 なお、2005年調査と同様に、関東圏の方が関西圏より普及が進んでいる。
[画像1: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-865a8ce8e16b3ea907c9-0.jpg ]
2． 無洗米の購入先はスーパーが主
無洗米の購入先は、「スーパー」が75.7％と最も高く、無洗米の購入者の4分の3が利用している主な購入先となっている。
[画像2: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-b18ed6f531bf2965d487-1.jpg ]
3． 無洗米を購入する際に重視していることは「価格が手頃」
無洗米の購入時に重視していることは「価格が手頃」が78.0％で最も高く、「産地」「銘柄」がそれぞれ約40％と続く。なお、項目名称は若干異なるが「価格」項目を比べると、2005年調査と比べて19.0ポイント上昇しており、価格重視の人が増えている。また、2005年調査と比べ「無洗米のマーク」を重視している人が減っている。
※2005年調査では「価格が手頃」は「価格」、「無洗米の製法」は「製法」と聴取。「生産年」「精米時期」「内容量」は聴取していない。
[画像3: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-6359d74b1aec6ccd1381-1.jpg ]
4． 無洗米の製造方法を知っている人は減少
無洗米認知者に無洗米の製造方法を知っているか聞いたところ、認知者は12.9％に留まる結果となった。2005年調査と同様に無洗米を現在購入している人に絞っても、製造方法の認知者は19.2％であり、2005年調査と比べ認知者は減少している。
製造方法を知っている人に具体的に知っている製造方法を複数回答で聞いたところ、「水で洗い肌ヌカをとる」が最も高く80.4％であり、「肌ヌカで肌ヌカをとる」が52.9％で続く。2005年調査では「肌ヌカで肌ヌカをとる」製造方法が最も高く、認知されている製造方法が2005年と比べ大きく異なる結果となった。
[画像4: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-2b1d7da19434d13e7073-1.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-d28f544abb7d4967242a-1.jpg ]
5． 無洗米のイメージは「便利」50.8％
無洗米のイメージは「便利」が50.8％と最も高く、突出したイメージが持たれている。2005年調査でも同様に「便利」が67.5％で最も高く、「環境に良い」が43.9％と続く。上位のイメージ項目は共通しているものの、2023年調査では各イメージの数値が低下している。加えて、「よくわからない」が14.8％でやや上昇していることから、無洗米に対するイメージが希薄化している可能性が考えられる。
[画像6: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-98ccddfc939e98bffa75-1.jpg ]
6． 無洗米を今後購入したい人は55.0％
無洗米の今後の購入意向を聞いたところ、「購入したい」34.3％、「やや購入したい」20.8％であり、今後無洗米を購入したい人は55.0％だった。現在の無洗米の購入状況別に見ると、「購入している」人の今後の購入意向は94.5％、「時々購入している」人も80.0％と、今後も引き続き購入したいと考えている人が多く存在している。
また、今後の購入意向者からは、「手間がかからないので便利だから」が84.1％と最も高く、2005年調査と同様の傾向が見られる。「おいしいから（おいしそうだから）」は26.4％と、2005年調査と比べ14.7ポイント上昇しており、食味を理由に購入したい人が増えている。一方で、「とぎ汁が出ないので水を汚さなくていいから」27.3％、「炊飯時に水を使わない分、経済的でよいから」26.8％、「普通米と価格が変わらないから」9.5％は2005年調査より低下している。
[画像7: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-6056f2cf3e806a5ec04d-1.jpg ]
7． 無洗米を今後も購入しない理由
無洗米を今後も購入したくない人に理由を聞いたところ、「おいしくなさそうだから」44.0％が2005年調査と同様に最も高い結果となった。次いで、「お米を研がないと不衛生な気がするから」29.3％、「値段が高いから（高そうだから）」25.3％であり、この2項目は2005年調査より低下している。
現在購入者の8割以上からは今後も購入したいと思われている商品にもかかわらず、無洗米の味イメージは2005年調査から僅かな改善しか見られず、現在も購入に至っていない様子がうかがえる。
[画像8: https://prtimes.jp/i/137425/1/resize/d137425-1-1285e2bb07f4cf003f9b-1.jpg ]
8． 調査方法
(ア)調査目的
「無洗米」に対する意識及び現在の接触状況を明確にする。
(イ)調査対象
関東圏及び関西圏在住の20代〜50代のご自身でお米を購入されている女性
エリア別：関東圏（東京都100名、神奈川県50名、埼玉県50名）200名、
関西圏（大阪府100名、京都府40名、兵庫県60名）200名
年齢別：20代100名、30代100名、40代100名、50代100名
(ウ)調査方法
インターネットアンケート調査
関東圏または関西圏内に住んでいて、お米をご自身で購入している女性400名に対してアンケートを実施
(エ)実査日
2023年10月13日〜17日
