「環境へ配慮したプラスチックと共存する世界」を目指すエフピー化成工業がさらなる研究開発及び品質向上のため、資金調達を実施
2025年3月3日(月)13時47分 PR TIMES
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資金調達概要
「環境へ配慮したプラスチックと共存する世界」を目指すエフピー化成工業(本社:静岡県富士市、支店:静岡県浜松市、代表:赤澤 英郎)は、植物由来のセルロースファイバーを活用した次世代型素材のさらなる研究開発及び品質向上のため、第三者割当による資金調達を実施いたしました。
引受先は、信金キャピタルがGPとして設立した「やらまいかファンド(LP:浜松いわた信用金庫)」、「ぬましん未来応援ファンド(LP:沼津信用金庫)」、「しんきんの翼第2号ファンド(LP:信金中央金庫)と信用金庫連合の座組となります。調達資金は、将来的な自動車部品への実装化や新商品開発等により、環境負荷を低減し循環型社会実現を捉えた事業を進めてまいります。
環境に革命を起こす次世代の新素材「グリーンチップ(R) CMF(R)」
エフピー化成工業株式会社は、ポリプロピレンやポリエチレン、PLAなどの熱可塑性樹脂に天然素材であるセルロースファイバーを配合した「グリーンチップ(R) CMF(R)」を株式会社巴川コーポレーションと共同開発しました。この新素材はプラスチック成形に必要な流動性を確保しており、セルロースファイバーを高配合(51%以上)のまま使用できます。また、大量生産が可能なため、生産コストも大幅に抑えることに成功し、日用品から自動車部品、建材まで幅広い分野での展開を想定しています。
「グリーンチップ(R) CMF(R)」に混錬しているセルロースファイバーは天然植物由来であることから、生産、廃棄における環境負荷が小さく、リサイクルが容易な再生可能資源として、注目されているバイオマス素材です。この素材を樹脂に均一分散することで耐熱性や強度が向上し、環境負荷が小さいうえに、機能性が高い新素材として、様々な分野で導入検討が進んでおり、プラスチックに変わる高性能の素材として注目されています。
開発された「グリーンチップ(R) CMF(R)」は、独自の特殊製法により、高配合のまま使用することができ、化石燃料由来のプラスチックやCO2の削減に大きく貢献できます。また、繰り返しリサイクルしても劣化しにくいなど、サーキュラーエコノミーの実現にも貢献できます。
2023年11月には樹脂とセルロースという燃えやすい素材を組み合わせながら、一定の強度も保ちつつ、難燃性能を付与した配合技術を大手分析機器メーカーと共同開発に成功し、既に実装されています。
現在は、自動車車載部品など成形テストの実験段階であり、実装に向け開発が進んでいます。また、文具や容器などの日用品への引き合いが進み、すでに環境配慮型の食器などの自社ブランド「Mawal(マワル)」(https://mawal.jp)の製造・販売を開始。この製品は「グリーンチップ(R) CMF(R)」で生産されており、独特の質感と機能を持ち合わせた、今までのプラスチック食器にはない設計が施されています。また高いリサイクル性を普及させていくための「リサイクルプログラム」も設定しており、この先さまざまな用途・場面へ採用されていくと期待しています。
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[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120320/7/120320-7-79447f8b50e098bf5601859897263f21-3355x2386.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「Mawal」のリサクルプログラム
そのためにも「グリーンチップ(R) CMF(R)」用途拡大に向け、品質の高グレード化が不可欠です。今後は更なる高機能を目指し、高品質な開発に取り組んでまいります。
目指すべき世界
弊社が目指す世界、それは「脱プラではなく、環境に優しいプラスチックの普及」です。プラスチックの利便性を損なわず、使用しながら環境負荷を低減する「環境に優しいプラスチック」の普及が鍵になるのではないでしょうか。地球規模の環境負荷低減に貢献するためには、海外の販路拡大・マーケティングも必要だと考えています。
地球の資源には限りがあります。私たちは、これからも今ある資源を使っていかなくてはなりません。だからこそ、この限りある資源を有効に使う方法を考える必要があると思います。
プラスチックは私たちが生活する上でとても便利な素材で必要不可欠なものとなっています。しかしそれが自然界に悪影響をもたらすのであれば、減らす努力、リサイクルする努力が必要になってきます。プラスチックの利便性を失わずに、今ある環境を守る、後世に豊かな資源を残すためにも、環境配慮型樹脂の普及は必要不可欠です。
「グリーンチップ(R) CMF(R)」の普及活動とともに、さらなる環境に配慮した素材の開発を進め、人間も自然も無理なく、豊かな生活を送れる未来になるよう、努めてまいります。
※グリーンチップ(R) CMF (R)は株式会社巴川コーポレーションの登録商標です。
※グリーンチップ(R) CMF(R)は株式会社巴川コーポレーションとエフピー化成工業株式会社との共同開発品です。
※Mawalはエフピー化成工業株式会社の登録商標です。