【Voice Space活用事例紹介】バスや電車の車内放送ナレーション作成に音声AIサービスのVoice Spaceを活用(北欧電子株式会社様)
2025年3月6日(木)16時47分 PR TIMES
株式会社Stand Technologies(本社:東京都渋谷区、代表取締役 共同代表:河合真吾・中川 綾太郎)はこのたび、AI音声サービスVoice Spaceを、北欧電子株式会社様にバス・電車の車内放送ナレーション作成にてご活用いただいたことをお知らせいたします。
サービスURL:https://voicespace.ai/
【ご担当者様インタビュー】代表取締役社長 宮武様、課長 山畑様
AI音声サービスの利用を検討したきっかけを教えてください。
北欧電子株式会社では、バスやトラックといった業務用車両の放送装置の販売や、車内外に流す案内放送ナレーションの制作を行っています。
これまでのナレーション制作は人の声で収録をしてデータ作成していましたが、昔と違ってAI音声も違和感がなく聞きやすくなってきているため、取引先側からもAI音声化についての要望が上がっていました。メインで依頼していたナレーターさんが「そろそろ引退したい」ということで、具体的に検討をする運びとなりました。
別のナレーターさんを起用するとなると、音声の繋ぎ部分が違和感となるので全て録り直す必要があり、作業が膨大になります。AI音声であれば引退の懸念もなく、声質や音質が安定すると考え、導入することにしました。
Voice Spaceをどのように活用していますか?
主にテキスト読み上げ機能を利用していて、ベーシックエンジンの寛子(ひろこ)・天音(あまね)といった優しい印象の女性モデルを選ぶことが多いです。別で作成した音声データをボイスチェンジ機能でVoice Spaceの声モデルに変換することもあります。
ナレーターさんに依頼する場合、収録日程の調整に時間を要したり、どんなに短い文章でも作成に一ヶ月間は見込む必要があるのですが、Voice Spaceを活用することで制作時間が格段に短くなりました。
お客様からの評判もよく、鉄道会社の英語アナウンスや、札幌市内の路面電車、ロープウェーの案内ナレーションはすべてAI音声で作成しています。地域情報に特化した車内CMのようなナレーションでは、地域特有の固有名詞が頻出する場合にAI音声では作りきれないこともあり、さらに読み上げ精度が上がることを期待しています。
弊社ではバス・トラックなどの業務用車両に搭載する右左折警報機(例:「右に曲がります」「バスにご注意ください」等、車外に向けて注意喚起を促すための機器)も取り扱っています。札幌は観光客がとても増えているのですが、お客様から「日本語だけではなく英語のアナウンスにも対応できないか」という提案がありました。中国語・韓国語など、多言語の需要はこれからも増えていくと思います。
Voice Spaceがあれば、お客様から相談があった際にすぐにデモ音源を作って視聴いただけます。手軽にデモ音源を作成できることで、ハードウェアの販売と合わせて、ソフトウェアの提案もしやすくなりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56192/82/56192-82-38d23ba277b78933d770579a55bdd8c2-2432x1472.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]翻訳言語選択画面/Voice Spaceでは現在54ヶ国語に対応
今後どのような活用が広がりそうでしょうか。
また別の鉄道会社のアナウンスで、ナレーターさんの引退が予定されているのですが、過去の収録データが膨大にあるため、そのナレーターさんの音声を学習したオリジナル声モデルを作成することを提案したいです。既存ナレーターさんの声モデル作成を実現できれば、引退後も新規で必要な収録や修正のみで対応ができるので、大変助かります。