印刷業界のサプライチェーンにおける物流CO2削減に向けた実証実験を開始
2025年3月26日(水)14時17分 PR TIMES
パイオニアは、株式会社グーフ(本社:東京都品川区、CEO:岡本 幸憲、以下「グーフ」)と印刷業のサプライチェーンにおける物流CO2排出量削減に向けた実証実験を開始しました。
<背景、課題>
近年、印刷業界では、多品種・小ロットへ対応するデジタル印刷の活用や、環境負荷を軽減するグリーンプリンティング製品の採用など、2050年カーボンニュートラルに向けた温暖化対策への取り組みが進んでいます。その一環として、複数拠点を活用して印刷物の配送距離を最短化する「適地生産」が、輸送コストだけでなく物流プロセスにおけるCO2排出量の削減につながる有効な手段として注目されています。
<実証実験の概要>
本実証実験では、当社が保有するルーティング技術と、グーフ独自のデジタルプリンティングプラットフォームを活用し、「適地生産」を行った際の輸送時におけるCO2排出量削減効果の可視化と、その有用性の精査・検証を行います。第一弾として、実在するEC企業のデータを基に実施したDM(ダイレクトメール)輸送時のシミュレーションでは、適地生産(1拠点→5拠点)を行った場合に最大82%のCO2削減が見込めることが分かりました。
今後は、さまざまな印刷サービス利用企業と連携し、カタログやノベルティーなども含めた幅広い印刷物、印刷場所や手法の組み合わせを対象とした「適地印刷」の有用性に関するPoC(概念実証)を行い、両社で印刷業界の環境課題を解決する新たなソリューションの可能性を検討していきます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5670/943/5670-943-96aa8fd372b3c91bfbefb3298a654cf4-861x499.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]【1拠点→5拠点生産にした場合のCO2排出量比較】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5670/943/5670-943-506b349b2dafb8e06589d71fd22958e8-496x571.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]【「適地生産」により、輸送時に発生するCO2排出量を最大82%削減】
【グーフについて】
「『紙』の新たな価値を創造すること」をミッションに、デジタルと紙の融合で高付加価値なコミュニケーションの実現を目指し、プリンティング運用の最適化を実現する「GEMiNX(ジェミナス)」をはじめとしたプラットフォームサービスを展開しています。既存の無理・無駄を省き、プリントだからこそ実現可能な質の高いコミュニケーションを、適地・適時・適量運用が可能なテクノロジーと印刷サプライチェーンで提供します。
株式会社グーフ WEBサイト:https://www.goof.buzz/
パイオニアのGX活動について : https://jpn.pioneer/ja/pioneergreenmobilityprogram/?ad=pr