子どもから高齢者まで 障がいがあっても認知症になっても住み慣れた街で自分らしく…をかなえたい  ~ 誰でもいつでも気軽につかえるみんなの居場所でつながりを ~

2024年4月1日(月)13時16分 PR TIMES

 認定NPO法人じゃんけんぽん みんなの居場所「近隣大家族」

みんなの居場所「近隣大家族」には、子どもから高齢者まで、地域の人々が毎日集まってきます。「近隣大家族」は認定NPO法人じゃんけんぽんが展開する、誰でもいつでも気軽につかえる、常設型のみんなの居場所です。多世代型居場所と呼ばれています。
「近隣大家族」は、地域の高齢者の方が気軽に通える場所、集える場所として、介護予防や健康寿命を伸ばすことに繋がることを期待して作られた居場所です。孤立を防ぐこと、社会と繋がっていること、誰かと他愛ないおしゃべりをすることが重要なのは高齢者に限ったことではありません。多世代型居場所の取り組みと私たちの思いをご紹介します。

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当法人は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「認定NPO法人じゃんけんぽん」の夢です。

誰でもいつでも無料で利用可能な「近隣大家族」
毎朝9:30が近づいてくると地域の人たちが「近隣大家族」に集まってきます。みんなでラジオ体操をするのが日課になっているからです。
 体操が終わったら持参したカードにスタンプを押してもらうことができます。子どものころにやった夏休みのラジオ体操と同じ要領です。違うのは、年齢を重ねていることと、スタンプがいっぱいになると「近隣大家族」で使えるコーヒーチケットがもらえることです。


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 認定NPO法人じゃんけんぽんの「近隣大家族」は2011年に高崎市棟高町に誕生しました。開設当時から変わらないのは、無料で誰でも利用できることです。お茶も無料で飲むことができ、おしゃべりも、愚痴の発散も無料です。そして、障害があっても、認知症の人であっても、誰でも使える居場所であるということです。
 みんながいい意味でごちゃまぜで居られる場所。それが「近隣大家族」なのです。
有料のサービスとしては、日替わりランチやコーヒー、デザートを用意していますので、お友達とおしゃべりをしながら1日のんびり過ごすといった利用も可能です。また、住民が主体のイベントがほぼ毎日企画され、誰でも参加できます。

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居場所づくりを始めて12年、見えてきた新しい社会課題
 じゃんけんぽんは「誰もが住み慣れた地域で最期まで生きる」ために、人と人のつながりや地域コミュニティを大切に考えさまざまな活動を続けています。
 活動のひとつが、居場所づくりです。現在「近隣大家族」という名の拠点が3箇所あります。高崎市棟高町、高崎市金井淵町、前橋市上新田町です。加えて、屋外型の農園居場所「つながる農園」もあります。
「近隣大家族」は、地域の高齢者の方が気軽に通える場所、集える場所として介護予防、健康寿命を伸ばすことに繋がることを期待して作られました。
12年の月日が経って見えてきたものは、居場所が必要なのは高齢者だけではないということです。

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高崎市内にある棟高と金井淵の2拠点だけでも、年間述べ約8,500人の方が訪れている「近隣大家族」ですが、その内訳は様々です。高齢者はもちろん、子ども、学生、子育て中の親御さん、障がいをお持ちの方、困り事や悩みを抱えている方、生きがいや役割を求めている方など、年齢や立場は多岐に渡っています。

 中でも、子どもの貧困、ヤングケアラー、児童虐待、引きこもり、犯罪や自殺の低年齢化など、子どもを取り巻く社会課題は、対策を急がなければならないことが山積みです。
 そんな中、私たちは「近隣大家族」で何ができるだろうと考えました。そして、できることから始めようと、子ども支援の取り組みを強化することにしました。


【取り組みのご紹介】
「近隣大家族」として地域の様々な問題やお困りごとに貢献するために

★中古体操着の循環リサイクル
不要になった体操着を寄付していただき、必要な人にお渡ししています。家庭の出費負担を減らすだけでなく、ごみを減らすことにもつながっています。並行してSDGsについて親子で考えるワークショップなども開催し、学ぶ機会の場を設けることも積極的に行っています。

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★子ども食堂
 群馬県高崎市棟高町と金井淵町の「近隣大家族」では570円で日替わりランチの提供をしています。そのランチを中学生以下の子どもは250円で食べられます。(子どもランチ)
 そして、夏休みの期間中は、留守番をしている地域の子どもたちに見守り弁当の配達も行っています。お昼近くになると、親が仕事に行くなど子どもだけで日中過ごしているお宅に、ボランティアの高齢者などがお弁当をもって訪問し、何か困っていることはないか、安全に過ごせているか見守りをしています。
 利用した子どもからは「じゃんけんぽんのお弁当が夏休みの楽しみの1つです。ボランティアさんとお話できるのが楽しい。」「いつもおいしいお昼ごはんをありがとうございます。熱中症に気をつけてください。」など、お弁当やボランティアさんとの会話を楽しみにしていること、配達してくれるボランティアさんへの気遣いなどのメッセージが寄せられました。
 ほかにも、パン工場やスーパーマーケットなどの地元企業と連携したり、家庭菜園で採れた野菜の寄付などにも助けられて食支援を行っています。

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★宿題カフェ
 放課後や夏休みなどの長期休みなど、宿題や自主課題を持って子どもたちがやってきます。指導員のような人はいませんが、そこに居合わせた大人がゆっくり見守ります。
 各々やることが終わると、一緒におしゃべりしたり遊んだりするだけでなく、地域の人が寄付してくれた「おやつチケット」を使っておやつを食べることができます。
 子どもが過ごせる場所があることで親のレスパイト(休憩や息抜き)にもつながっています。

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 このように、子どもの支援に焦点を当てた結果、「近隣大家族」は子どもの利用が増えました。
 子どもランチを始めたのが2021年です。この2021年の子どもランチの提供数は146食でした。翌年2022年が182食、そして今年、2023年は8月までの集計だけで、既に232食提供しており、明らかに子どもたちの利用が増えています。
 子どもたちにとって、新しい居場所や新しい友だちを得ることは視野を広げてくれます。また、何かに取り組む時に一人じゃないことで頑張れることもあると知ることができます。そして、様々な年代のみんなの居場所である「近隣大家族」だからこそ、自然と世代間交流が生まれます。親でも先生でもない地域の大人との関わりは、子どもたちにとって「体験的学び」に繋がり、それはきっと成長の糧となることでしょう。

 また、最近の「近隣大家族」では、以前にも増して、「自分にも何かできることはないか」と声を掛けてくれる人が多くなりました。「子どもの見守りならできるよ」「実は若いころ英語の先生をしていたことがあるんです。子どもに英語を教えるお手伝いなら私にもできそうです」
 そんな風に、子どもとの関わりの中から、自分の役割を見つけ出した高齢者がたくさんいたのです。

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社会課題に向き合い、居場所の役割と可能性を模索していく
本当はみんな知っているのです。子どもたちが笑って暮らせる社会が幸せだということを。誰もがみな昔は子どもでした。自分たちがここまで生きてこられたのは、誰かの支えがあったからだということを。
 地域の子どもは地域で育てる。「思いやり」や「優しさ」の育つ社会を地域の人々と一緒に創っていきたいと私たちは願っています。
令和4年度(補正予算)独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業において、私たち認定NPO法人じゃんけんぽんの「居場所づくり」の事業が採択されました。社会課題に向き合う上で、日々居場所の役割や可能性を意識し、時代に即した居場所の在り方を模索しながら活動し続けます。

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大人のみなさん、未来のために、今、自分にできることをしませんか。
子どもはちゃんと感じています。成長するにつれきっと気づくことでしょう。子どもが笑って暮らせる社会が幸せだということに。それを支えてくれていた大人たちがいたことに。
そして、大人もまた子どもの存在に助けられているのだということに。



「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

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