サイバーリンク、AI 顔認証エンジン FaceMe(R) SDKの新バージョン 7.2 をリリース

2025年4月8日(火)12時47分 PR TIMES

〜なりすまし防止の処理速度が3倍に、ディープフェイク検知精度95.5%を実現〜

サイバーリンク株式会社(以下、サイバーリンク)は、AI顔認証エンジンFaceMe(R) SDKの新バージョン 7.2 のリリースを発表しました。
本バージョンでは、なりすまし防止機能の精度と処理速度の向上、ディープフェイク検知技術の大幅な強化など、業界最先端の技術を一層アップデートいたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5271/306/5271-306-80ea2401bb7de2043259d9ffe1c9c298-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
近年、他人の写真や動画を利用したなりすまし攻撃が増加しています。特に生成AIの進化により、ディープフェイクを悪用した詐欺やなりすましが深刻化し、セキュリティ対策の強化が求められています。顔認証技術は、防犯や利便性向上のため、さまざまな分野で導入が進んでいますが、このような状況に対応するための対策が不可欠です。
今回の新バージョンFaceMe(R) SDK 7.2は、認証精度や処理速度の向上により、巧妙化するなりすまし行為への対策を強化し、顔認証の安全性と信頼性を深化させるものとなっております。
FaceMe(R) SDK 7.2 のアップデート詳細
< なりすまし防止機能のパフォーマンス向上 >
▶ 2Dなりすまし防止機能の処理速度が最大3倍に
FaceMe(R) SDKの「2Dなりすまし防止機能」は、PC、スマートフォン、タブレットなどのRGBカメラ画像からAIが人間らしさを判断し、なりすまし行為を検知する機能です。
最新バージョンは従来の検知精度を維持したまま、処理速度が最大3倍になりました。厳密な本人確認をよりスムーズに実行できるため、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。

※想定導入シナリオ
アプリ、ウェブサービスの登録やログインの本人確認の厳密化、他人の写真を使ったなりすまし行為を防止

▶ IR+RGBなりすまし防止機能の検知精度を67%向上し、処理速度は2.3倍に
FaceMe(R) SDKの「IR+RGBなりすまし防止機能」は、赤外線画像とRGB画像を同時に取得し、両方の画像をAIで解析する事によってなりすまし行為を検知する機能です。
今回のアップデートでは、一部の顔認証専用端末に対する機能を最適化することで、従来の課題を解消しました。

従来の課題
- なりすまし防止機能を起動すると処理に時間がかかり、利便性が低下
- 外光の影響を受けやすい環境下(半屋外など)での認証が困難

対策・改善点
- AIアルゴリズムを最適化
- なりすまし行為の検知精度を最大67%向上、処理速度を2.3倍向上
- 外光の影響を受けやすい環境でも、なりすまし行為の高い検知精度を確保

対象デバイス
- 宮川製作所Knoctoi Lite (ノクトアライト) 、Union UBio-X Pro

※想定導入シナリオ
Knoctoi Lite (ノクトアライト)を使用し、なりすまし防止機能を備えた入退室管理の実行

【FaceMeのなりすまし防止機能について】
FaceMeのなりすまし防止機能は、iBeta Level 2およびISO規格に準拠。NISTの「プレゼンテーション攻撃(PAD)テスト」において不正検出率100%を達成し、1位の評価を獲得した、業界最高水準の技術です。
FaceMe のなりすまし防止機能は、上記の2Dなりすまし防止機能、IR+RGBなりすまし防止機能に加え、深度カメラを使用した3Dなりすまし防止機能を用意しております。
それぞれの機能の詳細や特長はこちらをご覧ください: https://bit.ly/3RsFnN2
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5271/306/5271-306-0633ed113e8c11686eb6d1b586c4a338-1134x395.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<ディープフェイク検知の機能を大幅にアップデート>
▶ ディープフェイクの検出精度が最大95.5%に
現在、ディープフェイクを使用した画像や映像は肉眼で判別できないほど進化しており、AIによってこれらを検知し防ぐことは、確実な本人確認を実行する上で、今後重要な技術となっていくことが見込まれます。
新バージョンはディープフェイク検知用に新たにトレーニングされた DNN AI モデルを採用。本物の動画を正しく認識する確率(TAR)は最大99%、ディープフェイクを正しく検知する確率(TRR)は最大95.5%に達しました。

最新バージョンの特長
- Standard / Fast の2段階の精度モデルを設定
- - Standard : 精度が非常に高い
- - Fast : 速度がStandardの2.5倍、精度はStandardに近い
- CPU (Intel/AMD) と NVIDIA GPU の両方をサポート

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5271/306/5271-306-70a3a0914766510f27a89d3ad54e0576-1000x652.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
< 外見情報から属性、服装を検知する機能を搭載 >
FaceMe(R) SDKは従来、顔認証時に性別や年齢、感情を検出する機能を備えています。
今回のアップデートでは顔以外の外見情報から、年齢(大人または子供)、性別、服装(長袖・半袖、色、帽子やカバンの有無)を検出する機能が追加されました。顔情報の取得が困難なケースでも、外見情報からマーケティング統計等に利用可能な属性情報の取得が可能となります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5271/306/5271-306-6c47080f85ce269cf1f2dae77aad7998-530x358.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■AI顔認証エンジンFaceMe(R) SDKについて
ディープニューラルネットワーク AI技術を使用した FaceMe(R) は、高速、高精度かつ角度のついた状態でも認証可能なAI 顔認証エンジンです。IoT 用エッジデバイスからクラウドまで様々な環境に対応しており、幅広いユーザーの要求に柔軟に対応することができます。産業用PCやワークステーションなどの高性能デバイスだけでなく、市販のタブレットやスマートフォン等でも高性能で運用することができます。
FaceMe(R) SDK の製品情報はこちら : https://bit.ly/4cmt12H
顔認証の導入や動作環境など技術面に関する解説はこちら : https://bit.ly/3E3OFvT

■サイバーリンクについて
サイバーリンクは1996年に台湾で設立された、マルチメディアソフトウェアとAI顔認証技術の世界的リーダーで、動画編集や写真編集ソフト、顔認証エンジンなど、多岐にわたるソリューションを提供しています。日本法人であるサイバーリンク株式会社は1998年に設立され、日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、動画再生ソフト「PowerDVD」、動画編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。また、顔認証システム「FaceMe(R)」など、セキュリティや個人認証に特化した技術も提供し、新しい暮らし方の創造を目指しています。
サイバーリンクについての詳細は公式HPをご覧下さい: https://jp.cyberlink.com

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