ゼオンメディカルのカテーテル製品が「Medtecイノベーション大賞」を受賞
2025年4月16日(水)17時47分 PR TIMES
Medtecイノベーション大賞は、医療機器の設計・製造において国内企業による革新的な医療機器を表彰する目的で2012年に創設されました。なお、ゼオングループが「Medtecイノベーション大賞」を受賞するのは初となります。
ゼオンメディカルは、IABPバルーンや胆管ステント*2 など、主に循環器系、消化器系の医療機器の開発から製造、販売までを手掛ける国産医療機器メーカーです。
「ゼメックス先端可動カニューレ」は、内腔に通した駆動ワイヤにより、先端部を2方向に屈曲できる製品で、ERCP検査*3 や内視鏡的胆管処置時に使用される製品です。従来は、可動機構を有しない製品が多く、可動機構を有するものでも「折れやすさ」や「屈曲角度の小ささ」、「狭い管腔内では屈曲性能を活かせない」といった課題を抱えていました。こうした課題を解決するゼメックス先端可動カニューレの開発に成功し、これによりカテーテルやガイドワイヤを目的部位にスピーディかつ安全に誘導させることが可能となり、検査、治療時間の短縮を図ることが期待されます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103820/76/103820-76-5d37221ce995ef25964aa2722c12fdd7-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ゼメックス先端可動カニューレの主な特長1. 先端可動性と耐キンク性
先端の屈曲部素材にePTFE*4を採用することで、優れた耐キンク性*5を確保し2方向への急峻な屈曲が可能
2. 安定した屈曲性能と高耐久性
屈曲しない本体部と屈曲する先端部をシームレスに成形することで、耐久性を保ちつつ、安定した屈曲性能を発揮
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103820/76/103820-76-3fee421717e17f8d12220cbeca622be2-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ゼオンでは、中期経営計画STAGE30における重点分野の1つに「医療・ライフサイエンス」を掲げており、ゼオンメディカルが手掛ける医療機器の提供により、人々の更なるQOL向上に貢献していきます。
*1 カテーテル :細い管状の医療機器で検査や治療に用いられます
*2 ステント :血管や気管、食道、消化管などの管状の部分を内側から広げる医療機器
*3 ERCP検査 :内視鏡的に胆管や膵管を造影する検査
*4 ePTFE :ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を延伸加工した素材
*5 耐キンク性 :曲げてもカテーテル内腔が潰れにくい性質
製造販売業者:ゼオンメディカル株式会社 販売名:ゼメックス先端可動カニューレ 認証番号:303ABBZX00057000