大阪府八尾市の老舗ゴムメーカー、「令和7年度 知財功労賞・特許庁長官表彰(デザイン経営企業)」を受賞
2025年4月21日(月)16時16分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-1e8da90ffac63a5a548269ca742db16a-1380x776.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:知財功労賞表彰式にて表彰された個人5名と企業等14名の集合写真
家電製品のゴム部品製造において高い国内シェアを誇り、同社の土木事業としては大阪・関西万博の会場用地、夢洲の地盤改良にも携わった錦城護謨株式会社(大阪府八尾市、代表取締役:太田泰造)は、経済産業省 特許庁が主催する「令和7年度 知財功労賞」において、特許庁長官表彰(デザイン経営企業)を受賞しました。
授賞式は4月18日(金)に行われ、石破茂内閣総理大臣も出席。特許法公布140周年を記念して、産業財産権制度の普及や発展に大きな貢献をした企業、またその制度を活用して地域経済の発展に顕著な成果を上げた企業に対し、内閣総理大臣感謝状が贈られました。
本件に関する特許庁公式発表はこちら:
・知財功労賞 令和7年度受賞者一覧(特許庁公式サイト)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2025_tizai_kourou.html
・錦城護謨の受賞詳細(PDF)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/document/2025_tizai_kourou/jpo-hyosho_15.pdf
・表彰式に関する詳細(特許庁公式サイト)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2025_tizai_kourou_siki.html
代表取締役社長 太田泰造コメント
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-e1617194eb42af16a57ce17a8b1f39fa-1380x776.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:錦城護謨株式会社 代表取締役社長 太田泰造が表彰状を持った様子
大阪・八尾の町工場である当社が、組織マネジメントやインナーブランディングを目的に取り組んできた「デザイン経営」という手段が評価され、大変光栄に思います。
中小企業にとって、かっこつけたデザイン経営論はなかなか実践できません。むしろ、現場の生々しさや一所懸命さこそが、結果として“私たちなりのデザイン経営”だったと、あらためて気づかされました。
当社のオリジナル製品は、技術のトップラインを外へ見せるのではなく、まずは内側——社員や現場に目を向け、その上でデザインと掛け合わせて生まれたものです。
これからも社員一人ひとりの努力と技術力を土台に、「世の中の当たり前を変える。技術とデザインで実現する社会貢献」を目指してまいります。
知財功労賞について
「知財功労賞」は、知的財産権制度の発展や普及・啓発に顕著な功績のあった個人や、知的財産を戦略的に活用し、事業の発展に貢献した企業などを表彰する制度です。
経済産業大臣表彰・特許庁長官表彰のほか、令和7年度は農林水産大臣表彰や大阪・関西万博特別賞も含まれ、各分野における優れた取り組みを称える表彰として総称されています。
【大阪府内受賞企業(五十音順)】
今回の知財功労賞では、大阪府からは以下の5社が受賞しました:
岡本株式会社(大阪市):知財活用企業(商標)として、経済産業大臣表彰を受賞
株式会社カプコン(大阪市):知財活用企業(商標)として、特許庁長官表彰を受賞
錦城護謨株式会社(八尾市):デザイン経営企業として、特許庁長官表彰を受賞
株式会社サイエンス(大阪市):大阪・関西万博特別賞を受賞
積水化学工業株式会社(大阪市):知財活用企業(特許)として、特許庁長官表彰を受賞
錦城護謨の受賞背景:世の中の当たり前を変える。技術とデザインで実現する社会貢献
錦城護謨は「自分たちの技術に誇りを持ちたい」という思いから、自社ブランド「KINJO JAPAN」を立ち上げました。デザインは、単なるビジネスプロセスを整える手段にとどまらず、企業文化や社会貢献を深く考慮した総合的な概念として捉え、問いを通じて物事を本質から考える姿勢が評価されました。
また、「世の中の当たり前を変え、社会に貢献する会社であり続けたい」という信念のもと、クリエイターと共にインナーブランディングを行いながら商品開発を推進。自社の技術力と素材を活かした「KINJO JAPAN」のシリコーンロックグラスは、他にはない独自のデザインを追求しました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-6e6dd05684a12807434e585ce2ad5dbe-1600x2000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:KINJO JAPAN E1(クリア)の飲み口をぐにゃりと曲げたビジュアルカット
さらに、2015年の発売以来、公共施設、病院、オフィスビルなど国内でシリーズ累計1200か所以上(※)に導入されている視覚障害者歩行誘導マット「歩導くん ガイドウェイ」では、凹凸のない表面と、なだらかな傾斜を採用することで、視覚障害者をはじめ、車いす利用者や肢体不自由者、高齢者、ベビーカー利用者など、あらゆる人々が自由に移動できるユニバーサルデザインを実現。意匠も取得しており、その革新性が高く評価されました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-402337f07ca6fd06c9c34728a46000ba-1440x792.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:左から「歩導くんガイドウェイ」の上をベビーカー、車いす、白杖利用者、台車が通っている様子とこれまでに受賞したアワードロゴと歩導くんガイドウェイロゴ
※導入実績( https://guideway.jp/settijisseki/ )同社調べ
福祉関連事業における取り組み
錦城護謨は2007年にバリアフリー推進課を設立し、創業89年のゴム部品製造技術を活かした開発力と技術力を強みに、視覚障害者の移動支援および関連ビジネス展開に取り組んでいます。同社が製造・販売しているゴム製歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」、トイレ誘導ライン「ガイドレット」、仮設用歩行テープ「ココテープ」は、合理的配慮の実現を後押しするツールとして、今後さらに社会に普及していくことが期待されています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-43265cb0b8337653c93d99b25c74db85-1380x776.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:左から時計回りに両面テープで貼る仕様の「歩導くんガイドウェイ」を設置している様子、バリアフリートイレ内の導線を確保するために入り口からトイレまで敷かれたスティック型のマット「ガイドレット」、カットしたココテープを床面に貼り付けている
本件に関する特許庁公式発表はこちら:
・知財功労賞 令和7年度受賞者一覧(特許庁公式サイト)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2025_tizai_kourou.html
・錦城護謨の受賞詳細(PDF)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/document/2025_tizai_kourou/jpo-hyosho_15.pdf
・表彰式に関する詳細(特許庁公式サイト)
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/2025_tizai_kourou_siki.html
会社概要
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-1cd09cc9a2967285a67a43a87bc12c17-898x640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]画像の説明:本社工場、大阪支店外観
創業89年を迎える錦城護謨は、家電製品のゴム部品製造で国内トップシェアを誇り、土木事業では2025年の大阪・関西万博の会場地 夢洲の地盤改良工事にも携わる。
創業以来培った「技術力」を基に、自動車、スポーツ用品、食品関係、医療機器など多様な分野で活躍し、大手メーカーのパートナーとして人々の暮らしを支えている。近年では、屋内専用のゴム製視覚障害者用歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」を主力製品とする福祉関連事業や、割れないゴムのグラスで話題の自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発を通じて、世界展開にも挑戦している。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18023/41/18023-41-201f58eb1df17ca92056d1b2a565fb3a-1000x230.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
企業名 :錦城護謨株式会社(読み:きんじょうごむ)
代表者 :代表取締役社長 太田泰造
創業 :昭和11年5月
事業内容:工業用ゴム部品の生産・販売、軟弱地盤改良工事(設計・施工・管理)、視覚障害者歩行誘導マットの製造販売・施工、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発事業など
Webサイト:https://www.kinjogomu.jp