［深層ＮＥＷＳ］トランプ氏が米中報復合戦の早期終了を示唆…渡部恒雄氏「真に受けてはいけない」
2025年4月22日（火）0時17分 読売新聞
深層ＮＥＷＳ
笹川平和財団上席フェローの渡部恒雄氏と神田外語大の興梠一郎教授が２１日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、米国の関税政策で激化する米中貿易摩擦をテーマに議論した。
渡部氏は、トランプ米大統領がＳＮＳで米中による報復合戦の早期終了を示唆したことに対し、「真に受けてはいけない」と強調。「中間選挙を見越して、ディールをしたいだけのように見える」と分析した。
渡部氏は米政権内で対中政策の意見が分かれていると指摘し、「トランプ氏は自分が手柄を立てることを一番優先する」との見方を示した。中国と現実的な交渉ができるのはベッセント財務長官だと強調し、「日本が交渉するべき相手もベッセントだ」と語った。
