液化天然ガス「輸入拡大は全く問題ない」…日本ガス協会会長、輸入価格の低減が条件との考え
2025年4月23日(水)17時56分 読売新聞
北九州市のひびきLNG基地(2014年7月)
日本ガス協会の内田高史会長(東京ガス会長)は23日の定例記者会見で、米政権による関税措置を巡り、日米の交渉材料の一つとみられる米国からの液化天然ガス(LNG)の輸入について、「エネルギーの安全保障を考えれば、輸入拡大は全く問題ない。いい案件が出てくれば拡大すればいい」と指摘した。
トランプ氏はアラスカでのLNG開発に意欲を見せており、2月の日米首脳会談でも米国産LNGの輸入拡大で一致した。内田氏は「コストの面の問題がある。コストを抑制し、日米双方がウィンウィンになる枠組みがつくれるかどうかの一点に尽きる」と述べ、輸入価格の低減が条件になるとの考えを示した。