モルフォのAI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」、株式会社きんでんが2025大阪・関西万博において実施する快適性評価「エエきも値」の実証実験に採用
2025年4月24日(木)12時47分 PR TIMES
株式会社モルフォ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平賀 督基、東証グロース市場:3653、以下 モルフォ)は、このたび大阪・関西万博の会場内で行われる快適性評価「エエきも値」の実証実験にAI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」が採用されたことを発表いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64140/131/64140-131-296f26c862e052e81fc2254a2c3880d5-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社きんでん(本店:大阪市北区、社長:上坂隆勇)は、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)における未来社会ショーケース事業※1「グリーン万博」に協賛し、会期中(4月13日〜10月13日)の会場施設において、独自の指標で評価する快適性評価値「エエきも値」の実証実験に、同協賛事業の構成員である株式会社ミックウェア(本社:神戸市中央区 社長:鳴島健二)と共に取り組みます。
※1 きんでんは万博会場を未来社会のショーケースとして、先進的な技術やシステムを取り入れ、未来社会の一端を実現することを目指しています。
快適性評価「エエきも値」実証実験について
同実験は、快適性評価値「エエきも値」を、関係者のスマートフォンの専用アプリ上に表示させ、パビリオンや施設の快適性の視える化を行うものです。
快適性評価値「エエきも値」は、温湿度データや万博の予約状況などを収集し、これに施設内に設置したカメラ、マイクやセンサ搭載のうちわなどから得た来場者の仕草、音声、音響などに、ミックウェアのBeatmap※2から得られるバズり情報などを加え、クラウド上に蓄積したデータを基に算出された環境快適度、混雑度、バズリ度から総合的に判断して、導き出すものです。
この評価値は、エエ(快適)からアカン(不快)までの5段階で表し、それぞれの施設での快適性情報の可視化につなげます。
※2 SNSに投稿されたで“バズ”っている場所をAIが解析し、地図やキーワードから簡単に検索できるお出かけ情報アプリです。
モルフォは、本実証実験の実施にあたり、姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」によって会場内に設置された監視カメラの映像から来場者の姿勢を推定することで、きんでんの快適性評価値算出のために必要なデータを提供します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64140/131/64140-131-9c62f5e3e9e843386a6c707492cdb19c-1558x958.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]快適性評価値「エエきも値」の概要図 ※3(青枠部分でMorpho Pose Estimatorを利用)
※3 きんでんのニュースリリースより引用 https://www.kinden.co.jp/topics/detail/2025/0411/(https://www.kinden.co.jp/topics/detail/2025/0411/)
株式会社きんでん 技術企画室 事業開発部 EMS推進チーム 副長 黒木 優介様からのコメント
当社の目的である省エネと快適性の両立を目指す実証実験に、モルフォの姿勢推定技術(Morpho Pose estimator)を採用させていただきました。来場者の仕草や行動をセンシングする上で非常に有効であり、「エエきも値」の算出に大きく寄与しています。大阪・関西万博の特別な環境の中で、より精度を向上させるため会期中も調整していきます。
今回の実証実験で得た知見を基に、今後もモルフォとの連携を通じて、快適性の可視化に取り組んでまいります。
今後の展望
モルフォは、今回の実証実験を皮切りに、商業施設をはじめとする様々な場所でAI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」の応用展開を目指してまいります。
また、きんでんと共に、快適性評価値「エエきも値」を算出するために幅広く企業や研究機関とコラボレーションし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成やSociety5.0の実現に貢献します。
モルフォのAI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」の特長
「Morpho Pose Estimator」は、人体の姿勢を推定する技術です。この技術にはディープラーニングを用いており、高い精度で正しく姿勢を推定できます。
- 人体の18か所(鼻・眼・耳・首・肩・肘・手首・腰・膝・足首)の特徴点を検出
- 単一画像内に複数人物が写っている場合にも、それぞれの姿勢を同時検出できる
- 低解像度や白黒画像、複雑な背景が写っている場合でも検出が可能
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=GkiL-3Wt5j4 ]
- AI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator(TM)」製品ページ:https://www.morphoinc.com/technology/poes(https://www.morphoinc.com/technology/poes)
株式会社モルフォについて
モルフォは「画像処理/AI(人工知能)」の研究開発型企業です。高度な画像処理技術を組み込みソフトウェアとして、国内外のスマートフォン、半導体メーカを中心にグローバルに展開しています。また、カメラで捉えた画像情報をエッジデバイスやクラウドで解析する、AIを駆使した画像認識技術を車載や産業IoT分野へ提供し、様々なイノベーションを先進のイメージング・テクノロジーで実現しています。
所在地:東京都千代田区神田錦町 2-2-1 KANDA SQUARE 11階WeWork内
代表者:代表取締役社長 平賀 督基(まさき)、【博士(理学)】
設立:2004年5月26日
資本金:1,858,943千円(2024年10月31日現在)
事業内容:画像処理およびAI(人工知能)技術の研究・製品開発。スマートフォン・半導体・車載・産業IoT向けソフトウェア事業をグローバルに展開。
ホームページ:https://www.morphoinc.com/
Facebook:https://www.facebook.com/morphoinc
X:https://twitter.com/morpho_inc
株式会社きんでんについて
株式会社きんでんは社会への貢献と「エネルギー」「環境」「情報」を3本柱とする総合設備エンジニアリング企業です。電力供給設備、情報通信設備、ビル・工場等におけるあらゆる設備の設計、施工、エンジニアリング事業を国内外で手掛けています。
企業理念:「私たちは 優れた設備とサービスを創造し 社会のインフラを支え 明るく豊かな未来の実現に貢献します」
所在地:大阪市北区本庄東2丁目3番41号
代表者:代表取締役社長 上坂 隆勇
設立:1944年8月26日
事業内容:電力供給設備、情報通信設備、ビル・工場等におけるあらゆる設備の設計、施工、エンジニアリング事業
ホームページ:https://www.kinden.co.jp/
お問合せ先
株式会社モルフォ 広報担当 佐藤
TEL:090-1051-0138
お問い合わせフォーム: http://www.morphoinc.com/contact
*モルフォ、Morphoおよびモルフォロゴは株式会社モルフォの登録商標または商標です。