【プロスポーツ経営情報】サッカーJ1浦和レッズがJリーグクラブ史上初の2年連続売上100億円を記録
2025年4月24日(木)17時17分 PR TIMES
■2024年度のチーム成績
男子トップチームは、2006シーズン以来18シーズンぶりのJ1リーグ制覇を明確な目標に掲げ、その実現に向けて選手およびチームスタッフの補強を行い、開幕を迎えました。しかしながらシーズンを通して優勝争いに加わることができず、一時はJ2 降格圏と勝ち点差が接近するなどの厳しい戦いを強いられ、明治安田J1リーグの最終成績は13 位にとどまりました。またJリーグYBCルヴァンカップにおきましても、1st ラウンド3 回戦での敗退に終わり、さらにシーズン中に強化・編成責任者や監督を交代するなど、男子トップチームの活動には大きな課題を残す結果となりました。なお前年の天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 ラウンド16(4回戦) 名古屋グランパス戦において発生いたしました試合運営管理規程違反事案により、同大会への出場資格を失ったことに加え、AFC チャンピオンズリーグの出場権も獲得できなかったことから、2024シーズンの出場大会は明治安田J1リーグ、およびJリーグYBCルヴァンカップの2 大会に限定されたシーズンとなっております。
■2024年度の事業収支
2024年度の事業収入合計につきましては、前期比-173百万円となったものの、2期連続で10,000百万円を上回りました(Jリーグクラブ史上初)。また、事業運営費およびチーム運営費を合わせた事業経費は9,003百万円、営業利益は329 百万円、経常利益は379 百万円、当期利益は311 百万円となっております。なお、当事業収入の内訳につきましては、昨年度と比較してホームゲーム数が8試合減ったものの、リーグ戦の年間入場者数が2009シーズン以来15シーズンぶりに70万人を超えたこともあり、入場料収入は前期比-133百万円の減少。また、広告料(パートナー協賛金、RBC会費等)収入は同比-115百万円、グッズ収入は同比+11百万円、その他収入は同比+64百万円となりました。
入場料収入:2009年以来、15年ぶりにリーグ戦年間入場者数が70万人超
JリーグYBCルヴァンカップの大会方式変更および早期敗退と、AFCチャンピオンズリーグへの出場権が獲得できなかったことから、2024シーズンのホームゲーム数はJ1リーグの19試合のみとなりました。また夏季のホームゲームでは4試合が 雷雨の影響によりキックオフ時刻の変更、試合中断、試合中止を余儀なくされました。そのような状況下、且つチームの成績がなかなか上向かない中でも、J1リーグ戦の平均入場者数は37,519人、土日祝日の埼玉スタジアム開催試合に限れば2年連続で4万人を超える40,922人と、多くのファン・サポーターの皆さまにご来場いただきました。
結果、前年よりホームゲーム数が8試合減ったことを要因に、入場料収入は前期比-133百万円の2,012百万円となりましたが、リーグ戦の年間入場者数は712,852人となり、2009シーズン以来15年ぶりに70万人を超えることができました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-f181bd6f5589132329c7ccb4589cc09e-740x444.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]リーグ戦平均入場者数の推移グラフ
広告料収入:3期連続でのパートナー協賛収入の更新はならずも、4,000百万円超を維持
広告料収入(パートナー協賛金、RBC会費収入等)は、4,108百万円となりました。契約をご継続いただいた多くのパートナー企業のみなさま、新たに契約を締結いただいたパートナー企業の皆さま、RBC(レッズビジネスクラブ)にご加入いただいた皆さまにご支援賜りまして、3期連続で4,000百万円超を維持することができました。一方2期連続で過去最高を更新し続けてまいりましたが、前期比としては-115百万円となりました。
グッズ収入:2期連続で商品販売の最高売上記録を更新
グッズ収入は、ユニフォームの売上が全体を牽引する形になりました。多くの商品企画を展開し、好調なホームゲーム入場者数の後押しを受けて、スタジアム販売が大幅に増加し、販売全体に好循環が生まれました。
その結果、前年度に記録した過去最高の1,583 百万円を超えて、2024 年度は前期比+11百万円の1,594 百万円に到達し、過去最高の売上を更新しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-1997ab62135833f78329e95023bfa417-738x371.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]営業収入と「収入3本柱」の推移グラフ
事業経費:主要収益事業の収入規模に伴い、事業経費は昨年並みに
上記の主要収益事業を含めて昨年並みの収入規模を維持できたこともあり、事業運営費ならびにチーム運営費を合わせた事業経費は前期比-134百万円の9,003 百万円となりました。
経常利益、当期純利益、利益剰余金および純資産
経常利益379 百万円、当期純利益311 百万円となり、当期純利益は前期比+6百万円と前年度実績をわずかに上回る結果となりました。また、利益剰余金は1,535 百万円となり、資本金273 百万円、資本準備金113 百万円と合わせて純資産は1,921 百万円となり、2024 年度も堅実に純資産を積み上げています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-5e46878f83862b7637a824333842c5d2-772x443.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]純資産の推移グラフ
チームの成績にかかわらず、試合にご来場くださった多くのファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さまをはじめ、浦和レッズを支えてくださったすべての皆さまに心より御礼申し上げます。皆さまからの温かいご支援のおかげで2023年度に引き続き、安定したクラブ経営を行うことができました。
皆さまから頂戴いたしました多くのご期待にしっかりとお応えできるよう、浦和レッズは引き続き皆さまと共に「安心・安全で快適な熱気ある満員のスタジアム」の実現を目指して尽力してまいります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-f92df602abe7a696045dfde7079b2398-985x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]クラブ収支状況
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-21e1c522d6707d502b2dae891036c262-985x623.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]クラブその他指標
■2024年度経営情報の開示について
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/225883/
■2024シーズン振り返り
https://www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/219555/
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36722/25/36722-25-03bed475bcf03cc7c466954afa930af5-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]