綿繰りから縫製まで…国産ジーンズはこう作る、兵庫・丹波篠山に「サムライ」が宿泊体験拠点

2025年4月28日(月)11時0分 読売新聞

コンテナ風の外観の「SASAYAMA COTTON BASE」(兵庫県丹波篠山市で)

 国産ジーンズ作りに取り組むメーカー「サムライ」(大阪市)が29日、綿からジーンズが仕上がる工程を学べる体験施設「SASAYAMA COTTON BASE」を兵庫県丹波篠山市野間にオープンする。(布江田嘉一)

 同社は綿を栽培する「サムライコットンファーム」を同市野間に設立し、市内で在来種の和綿や洋綿を有機栽培している。今回の施設は「近くでものづくりの楽しさを多くの人に知ってもらおう」と整備した。

 建物は紺色のコンテナ風で、鉄骨2階建て延べ約200平方メートル。「綿繰りコーナー」では収穫した綿を電動綿繰り機で種と繊維に分ける作業が体験でき、綿を糸にする紡績機械がカタカタと音を立てて稼働する。そのほか黒豆の染料を使った染め体験、生地の縫製工房の見学もできる。

 体験は小学生以上が対象で、午前10時〜午後1時と午後2〜5時の2回。費用は1人1万3200円(税込み)となる。

 丹波篠山市を訪れる観光客らを対象にした1棟貸しの宿泊棟(4人まで)もあり、1泊税込み2万2000円。サムライの野上徹社長(65)は「綿作りの拠点でもあり、丹波篠山の新たな観光名所にしたい」と意気込む。

 問い合わせはサムライ(079・552・3601)へ。

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