遠州鉄道でホラーな旅を、映画「きさらぎ駅」続編記念でラッピング電車…月夜に照らされた駅イメージ

2025年5月6日(火)10時38分 読売新聞

ラッピング列車のイメージ図(浜松市提供)

 遠州鉄道「さぎの宮駅」(浜松市中央区)がモチーフになったとされる都市伝説を題材にし、好評を得たホラー映画「きさらぎ駅」の続編が6月に全国公開される。これを記念し、同鉄道は4月30日から、怪奇現象に遭遇する物語をイメージしたラッピング列車を運行する。

 きさらぎ駅は、2004年にインターネット掲示板に投稿された都市伝説に登場する架空の駅。投稿主が新浜松駅発の電車に乗ると、存在しないはずの駅に着くという内容で、さぎの宮駅がモデルとされる。

 続編となる今作「きさらぎ駅Re:」では、前作で異世界に閉じ込められた女性が主人公となり、俳優の本田望結さんが演じる。撮影は、同鉄道の列車や市内各地で行われたという。

 公開記念のラッピング列車は、「赤電」の愛称で親しまれる赤い車体が、月夜に照らされた夜のきさらぎ駅に移り変わるイメージでデザインされた。車体には「今きさらぎ駅に停車中ですが、降りるべきでしょうか。聞いた事も見たことも無い駅なのですが——」との文字も記されており、作品の不気味な雰囲気が表現されている。

 同鉄道・鉄道営業所の沢井孝光副所長は「映画は怖いイメージかもしれないが、作品の上映を生かしながら沿線の観光誘客などPRにつなげたい」と話した。

 ラッピング列車は4月30日、西鹿島駅午後0時24分発の上り列車から運転を開始。初回の運行には永江二朗監督が乗車し、映画をPRする。しばらくの間上下線で走行する予定で、運行スケジュールは同鉄道のホームページで確認できる。

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