のどの痛みだけでなく肝斑にも!データで紐解く第一三共オリジナル成分「トラネキサム酸」

2025年5月8日(木)15時0分 PR TIMES STORY

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https://youtu.be/igUoowl-0sY

左:第一三共ヘルスケア株式会社 H&B研究所 有用性研究グループ 研究リーダー 辻恵子

右:第一三共ヘルスケア株式会社 H&B推進部 開発グループ 牧祐介

(以下、動画の文字起こし)

ロキソニンやルル、ガスター10などを手掛ける第一三共ヘルスケアが、ふとした疑問にメディカル視点でお答えしながら製品開発にかける想いを語る動画シリーズ「Medi Theater」。

第3話のテーマは、炎症を抑える作用を持つトラネキサム酸。この医療用途でも広く使われている成分を、第一三共ヘルスケアは市販薬や薬用スキンケア製品に活用しているんです。

トラネキサム酸は第一三共の前身の一つである第一製薬が開発した成分です。出血を止める作用や炎症を抑える作用、そして湿疹やじんましん(蕁麻疹)などを抑える作用があり、

1965年に医療用医薬品として発売されて以来、手術の際の止血や扁桃炎の治療などに使われてきました。

疑問に答えるのは、研究リーダーの辻と開発担当の牧。(お便りは動画上の演出です)

<疑問1>

スキンケアに興味があって調べていると、最近よくトラネキサム酸という成分を目にします。先日、喉の痛みで病院にかかった際に処方されたお薬を調べてみると、トラネキサム酸と同じであると知りました。喉の痛みと美白、どういう関連性があるのでしょうか。

辻:確かに、喉の痛みと美白には関連性が見えづらく、不思議に感じるかもしれません。研究リーダーの辻がわかりやすく解説します。

人の体で出血が起きると、プラスミンというタンパク質が発生します。このプラスミンには、血液を固まりにくくする働き、そして炎症や痛みに関わる物質を誘発する働きがあります。

第一三共が開発したトラネキサム酸には、このプラスミンを抑える働きがあります。そのため、喉の痛み・口内炎・じんましんなど体中の様々な炎症を抑えることができるんです。

また、プラスミンはしみの生成にも関わっています。

プラスミンは紫外線などの刺激を受けると、色素細胞にその情報を伝え、情報を受け取った色素細胞はしみの元となるメラニンを作り出します。

トラネキサム酸を内服すると、プラスミンを抑制してしみの一種である肝斑(かんぱん)の改善に関与します。また、トラネキサム酸を肌表面から塗布すると、しみの予防に繋がります。

第一三共ヘルスケアでは、このようなトラネキサム酸の働きに着目し、抗炎症成分として喉の痛みや口内炎の薬、総合風邪薬に配合するほか、肝斑(かんぱん)の改善薬やスキンケア製品など、様々な製品展開をしてきました。

トラネキサム酸について自社での研究を続けることで、最近ではこの他にも嬉しい効果があることが分かってきました。

<疑問2>

トラネキサム酸はシミを防ぐのに役立つとのことですが、私は乾燥肌なので、シミケアと同時に保湿やしわ、たるみ対策ができると嬉しいのですが。

牧:こちらのご意見について、スキンケア製品の開発担当の牧がトラネキサム酸の保湿力に着目した新しい研究をご紹介します。

お顔の片側にトラネキサム酸を配合したクリームを、反対側にはトラネキサム酸を含まないクリームを毎日塗布し、12週間後にお肌の水分量の測定を行いました。

すると、トラネキサム酸を配合したクリームを塗った部分の水分量が増加したことがわかりました。

辻:私からも、ブルーライトによる肌の光老化と、その抑制に着目した研究成果をご紹介させてください。

シャーレに入った皮膚由来の細胞にブルーライトを当てると、ブルーライトに反応し炎症反応が起きます。

ところが、このシャーレにあらかじめトラネキサム酸を添加しておくと、ブルーライトを当ててもトラネキサム酸が炎症反応を抑制することがわかりました。

さらに研究により、ブルーライトがしみの元となるメラニン産生促進因子を増加させることと、トラネキサム酸がそれを抑えること。そして、ブルーライトはコラーゲン量を減少させ、トラネキサム酸はコラーゲン量を増加させることが分かりました。

牧:水分増加や老化予防のメカニズムについてはまだ解明されていない部分も多く、今後も研究を続け、より機能性の高い製品開発につなげていきたいと思います。

<疑問3>

スキンケアや美白製品の開発職を希望しています。第一三共ヘルスケアでのスキンケア製品の開発や研究はどんなことをやっているか知りたいです。

牧:開発の仕事とは、製品の企画立案から発売まで、すべてのステージにおいて研究担当やマーケティング担当と協力しながら製品開発を行う仕事です。

第一三共ヘルスケアが「エビデンス・ベースド」=根拠に基づいて製品開発をしているという点が、この会社に入ろうと思ったきっかけでもありますし、今もなお、その考えを大切にものづくりをしています。

辻:研究所の仕事として大きく3つあります。中身を作る「製剤担当」、薬がしっかりできているかを分析をする「分析担当」、そして私たちのような安全性、有効性を研究する「生物担当」です。

第一三共オリジナルの開発成分というものがあり、医療用の医薬品から始まって、市販薬(OTC医薬品)、その先にはスキンケア、オーラルケアといった形で、医薬部外品としても使えるようになっています。

医薬品の効果から広がりを持っている成分というのが第一三共ならではで、研究が深掘りできる成分です。

研究サイドとしては、そういった成分を新しい製品に還元できていけたらと思い、研究を進めています。

<疑問4>

第一三共ヘルスケアで働いている人の性格は?

辻:すごく皆さん誠実というか、お客様に喜んでもらいたいという気持ちがみんな一緒だなと思っています。誠実な方々と一緒にお仕事できることは、すごく第一三共ヘルスケアらしいやりがいだと思います。

<疑問5>

将来ここで成し遂げたいことは?

牧:開発職に就く前のバックグラウンドとして、研究も携わっていたことがあります。研究のバックグラウンドを活かして、「どうやっていいものづくりができるか」というところを一緒に考えられるといいかなと思っています。

辻:当社のスローガンは、“お客様に寄り添う”という意味のキーワードが含まれています。まだまだ研究者として、お客様のためにできる研究がいっぱいあるんじゃないか。まずはそれを一つずつでも進めていき、皆さまに喜んでいただけるような製品づくりに貢献できたらと思っています。

第一三共ヘルスケアのコーポレートスローガンは「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」。

たった一度の人生。1秒だって、あなたにとっては大切な瞬間。

大切な瞬間を、誰もが自分らしく健やかに過ごせますように。

私たちはこれまで培ってきた研究開発力を活かし、未来を切り拓いていきます。

美白:メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ

<第一三共ヘルスケア株式会社について>

第一三共ヘルスケアは、第一三共グループ(※)の企業理念にある「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」という考えのもと、生活者自ら選択し、購入できるOTC医薬品の事業を展開しています。

現在、OTC医薬品にとどまらず、機能性スキンケア・オーラルケア・食品へと事業領域を拡張し、コーポレートスローガン「Fit for You 健やかなライフスタイルをつくるパートナーへ」を掲げ、その実現に向けて取り組んでいます。

こうした事業を通じて、自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」を推進し、誰もがより健康で美しくあり続けることのできる社会の実現に貢献します。

※ 第一三共グループは、イノベーティブ医薬品(新薬)・ワクチン・OTC医薬品の事業を展開しています。


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