3月の景気動向指数1・3ポイント低下、4か月ぶりにマイナス…輸出は米国・アジア向けが不調

2025年5月9日(金)19時33分 読売新聞

内閣府

 内閣府が9日発表した3月の景気動向指数(CI、2020年=100)の速報値は、景気の現状を示す「一致指数」が前月より1・3ポイント低下して116・0となり、4か月ぶりにマイナスとなった。一致指数の推移を機械的にあてはめた基調判断は11か月連続で「下げ止まり」とした。

 CIは生産や消費、雇用などの経済指標を組み合わせて算出し、月ごとの景気のテンポを示す。3月は自動車向けバネメーカーの工場で爆発事故が起きて部品の供給が滞り、自動車関連で生産や出荷に関する指数が幅広くマイナスだったことが響いた。

 輸出に関する指数では、米国、アジア向けがマイナス、欧州向けはプラスだった。

 一方、数か月先の景気見通しを示す「先行指数」も0・5ポイント低下して107・7となり、2か月連続でマイナスとなった。自動車関連の生産が落ちこんで在庫率が悪化したことが響いた。

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