Well Being 社会に向けて 高齢者にとっても、施設運営者にとってもより良いサービスの提供ができる様に次世代の見守りソリューションをご提供したいと考えます

2024年5月15日(水)15時30分 PR TIMES STORY

サ高住・有料老人ホーム様での実証が終わり、商品導入、サービスが開始されました。高齢者見守りサービスは、入居者様のQOLを高める上でも重要なサービスと考えています。

介護施設様の業務効率化のICT支援サービスがきっかけで高齢者の転倒によるインシデントを知ることになり、2022年4月から高齢者の転倒検知、見守りシステムの企画・開発を進めました。高齢者および介護施設に関わる方々から情報をいただき、商品企画を進め、 サ高住(サービス付高齢者向け住宅)・有料老人ホームにて2023年4月からサービスの実証実験を行い、2023年8月に商品リリースをしました。いくつかの施設様での活用後、2024年度から本格導入に入りました。

実証を進める事で分かってきた事がいくつかありました。ICT活用でキーワードとなっている"生産性向上” ”ICT活用” ”介護ロボットの活用” において大事な事も見えてきました。

入居者様の特性に合わせた見守りシステムである事、入居者様の日常の行動、睡眠等を邪魔する事なく効率的に業務ができ、業務効率を上げる事が重要と考えます。

介護ロボット導入による生産性向上には、入居者の割合が高く、比較的介護度の低い方々(具体的には要介護1〜3レベル)にウェイトを置いた見守システムとして検討、活用していく方が効果的ではないか、と考えます。

そして、入居者様・そのご家族様目線でサービスを提供すること、入居者様のプライバシーと尊厳を守ることを忘れてはいけないと考えます。

入居者様の日常の行動を把握し、変化を読み取れば、ご家族との面談の際にも活用でき、信頼の上でも有効と考えます。

<事業内容>

当社では、高性能な4D レーダーセンサーを利用した、高齢者見守りソリューションの“ヴェスタ”の開発と販売を行なっており、“ヴェスタは、入居者様が快適に過ごせる環境提供や施設職員様の業務負担を軽減するために開発された次世代見守りソリューションとして提供しています。また、光学機器を利用しない為、高齢者のプライバシーと尊厳を守ります。

導入効果の一つ;

職員様の業務の効率化、介護プランの見直しに貢献、入居者様の突発的な緊急時を把握、

センサーと独自のデータ分析により居室内の活動状況(ベッド上、ベッドで休息中、ベッド以外のエリア、離室、入室等)を可視化、独自のダッシュボードに表示。突発的な転倒、異常行動を検知した際は、通報します。ナースコールと連携が可能、既存のナースコールシステムに通報します。

介助職員様は、部屋を確認しなくても遠隔で状況を把握し、緊急性の高い事態には発報を受け即座に行動可能となります。

*次世代センサーでは、離床検知のサービスもご提供します。

<高齢者の特性として>

高齢になって骨粗鬆症になると、若い時と比べて骨が脆弱になってしまいます。

高齢者が転倒などの比較的軽い外力で受傷する骨折を脆弱性骨折とよびます。

いろいろな部位に骨折は生じますが、大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折を受傷すると、歩行能力が損なわれてしまいます。

手術を行わないともう一度歩けるようになるのが難しいことが多いので、ほとんどの場合に手術的治療が必要になると聞いています。

高齢者の歩行困難は、入院、手術の可能性も高く、完治するまでの時間と同時に食事の摂取、活動低減など多くの問題が生じ、生命にも関わって来ると言われています。

歩けなくなると外出する意欲も減るため、引きこもりがちになり、心身に影響を及ぼす可能性もあります。

その様なことから、骨折につながる転倒予防、検知は重要と考えています。

<創業の経緯>

(株)メティスコム 代表の渡部は、IT系商社、メーカーの新規事業などの経験を経て、2014年7月に文字の電子化ソリューション、データ活用、データ分析をソリューションベースとするコンサルタント会社を設立。紙による業務が多く、当時比較的ICT活用が少なかった介護施設様とのお付き合いが始まり、ペーパーレス、電子化による業務効率化に関わりました。介護施設様との接点で、高齢者の骨折の重大性を知り、転倒事故の軽減について考え創業するきっかけになりました。

高齢者になると骨粗鬆症になる方も多く、転倒など比較的軽い外力で受傷することが多くなります。特に、大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折を受傷すると,歩行能力が損なわれてしまいます。高齢者が歩けなくなると、食欲の低下、外出する意欲、活動意欲が減り、引きこもりがちになり、心身に影響を及ぼす可能性もあります。

高齢者の骨折によるインシデントの対応と人生100年に向けたQOLに関わりたいと考え新会社を設立しました。

<2022年12月に高齢者見守りソリューション専用の会社(株)メティスコムを設立>

Vayyar社ミリ波センサー(4Dレーダーセンサー)との出会いから、転倒検知可能な見守りソリューションの開発がスタートすることになります。

カメラなど光学機器を使った見守りシステムは既にありましたが、プライバシー、高齢者の尊厳を守り、入居者様の生活を考えた場合には、映像でない方がベターであると考えています。その面においてVayyar社の高性能レーダーセンサーとの連携により良いサービスの提供が可能であり、かつ高齢者のQOL実現を支援できると考えます。

<施設様にて実証実験の実施>

〜2023年4月からサ高住、有料老人ホームで実証を開始〜

 転倒検知にフォーカスして実証実験を行い、入居者の特性で検知、通報する内容、タイミングが違う事がわかりました。提供サービスを見直す良い機会になりました。

 自立歩行できる高齢者、基本自立歩行ができないが突発的に立って移動する可能性がある高齢者、自立歩行しないが這って移動する高齢者など、入居者の特性が様々でそれに合わせたニーズと仕組みが必要である事を理解し、設定可能なシステムを構築しました。それぞれのニーズに対処する様にソフトで設定し、通知をする仕組みを開発しました。

〜入居者様から得られたこと〜

各部屋に見守りセンサーを設置している時に、入居者様にいくつか質問を受けました。

 ・これは、カメラ!?

 ・監視されているの!?

 ・何を設置しているの!?

これは、カメラではないですよ、映像は映りませんし、監視もしていませんよ

”もし、倒れてしまって助けを呼べない時でも、センサーが職員に早く知らせてくれる装置ですよ”と説明すると、安心した表情になったのを記憶しています。

 入居者様は、プライバシーを大事にしていることを感じることができました。

<現場ニーズとして>

誤報がない事対応に追われない事に注意して要件定義を再検討〜

 誤報があるとそのために介助者が対応に動き、労力が増える事になります。また、従  来のセンサーの様に状態を知らせるだけでは、職員の急な対応が必要となり、忙しくなることにもつながります。

<サービス化の検討>

  • 状態の検知だけではなく、状況を知る為の機能と対応が必要な事象を明確にして表示、通知する

 ⇨検知の精度は実証より問題ない範囲で活用可能となりました。

  • 夜間の巡回機会の軽減

 部屋を訪問しなくても就寝中なのか、部屋で活動しているのか、はたまた離室しているのかダッシュボードで部屋を確認できる様にし、巡回機会を減らせる工夫をしました。

  • 夜間に寝れているのか

 入居者さんは、夜に寝れているのか 職員の方も就寝の状態を知ることで対応が可能となります。

  • 通知方法

 転倒、異常行動があった場合は、ナースコール連携で発報もしくはダッシュボードに注意を促す表示をする様にしました。

  • ご家族に向けた対応

 ご家族、入居者目線では、プライバシー保護と尊厳を守る為には最適な見守りソリューションとして提供可能です。

 施設経営者、入居者様のご家族のヒアリングでは、やはりサービスを受ける側の尊厳、プライバシーの保護は重要ということも確認できました。


未来に向けてのソリューション、求められる次世代の介護ロボットとして、

センサーの特性を活かす為の工夫を引き続き検討し、要件設計をしています。

<施設様からの期待、求められている事は何か>

”IT機器など難しいものは使えない、使いやすさが重要”であるという声

 ⇨特に操作が必要ではなく、ダッシュボード(モニター画面)で確認するだけ、異常があれば、既存のナースコールシステムが知らせてくれます。

”導入コスト、導入しやすい値段にしてほしい”

 ⇨サブスクモデル(定額制)でご提供。*取付費用、WiFi環境は別となります。

  介護ロボット導入支援事業補助金に合わせた買取価格設定も用意しています。

  3/4補助の場合、3年間利用で実質1部屋10万円でのご利用が可能となります。

  また、導入される部屋数等に応じた特別料金設定も準備しています。

”本来の職務として、入居者様と向き合える時間、精神的な余裕が必要”

 ⇨居室内の可視化、入居者様の行動の把握により、業務の効率化、ケアプランの見直しなどが期待できます。

<サービスの追加予定>

追加予定のサービスは以下になります。

・睡眠の可視化;ベッドに入って就寝した状態を可視化します。

 ⇨入居者様が、夜間に睡眠をとっているのか確認ができます。

・行動の履歴の可視化;バー表示で見やすく表示します。

 ⇨入居者様が、1日24時間どの様な生活パターンになっているか、バー状の図で表示します。

・起上がりの検知機能 

 ⇨ベッドから出る前に検知して通報するサービスを2024年度中リリース予定です。

・行動分析レポート

 ⇨入居者様の行動が変化した際など、職員様が入居者様の状況がわかる様にレポートするサービスを提供予定。また、ご家族との面談様にご活用いただけると考えています。


<当社がめざすところ>

株式会社メティスコムは、高齢者の安心・安全を守ることを目的とし、

QOL(生活の質、生命の質)、Well-being(心身と社会的な健康)を支援する企業として

サービスを提供してまいります。


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