NYダウ終値137ドル高、4万2792ドル…関税交渉の進展への期待も支えに
2025年5月20日(火)10時47分 読売新聞
ニューヨーク証券取引所
【ニューヨーク=小林泰裕】19日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前週末比137・33ドル高の4万2792・07ドルだった。値上がりは3営業日連続。
前週に値下がりした保険大手ユナイテッドヘルス・グループなどの銘柄を買い戻す動きが広がった。米国と各国との関税交渉が進むとの期待も相場を支えた。
米格付け大手ムーディーズ・レーティングスは16日、米国債の格付けを最上位から引き下げた。米国の財政悪化への懸念から、ダウ平均は19日、一時は300ドル超下落した。ただ、世界3大格付け会社のうち、ムーディーズ以外の2社はすでに米国債の格付けを最上位から引き下げており、市場の反応は限定的だった。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は4・36ポイント高の1万9215・46だった。