千葉の館山観光に3人乗り「電動トゥクトゥク」のレンタルサービス…「乗ること自体が楽しい」

2024年10月30日(水)14時16分 読売新聞

電動トゥクトゥクに試乗するJR東日本千葉支社の土沢支社長

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 JR東日本千葉支社(千葉市中央区)とJR東日本レンタリース(東京都千代田区)などが館山駅(千葉県館山市)周辺で「電動トゥクトゥク」のレンタルサービスを10月から始めた。駅から観光地までの交通手段を充実させることが狙いで、担当者は「電動トゥクトゥクを活用し、観光などを楽しんでほしい」と話す。

 「トゥクトゥク」は、東南アジアで親しまれている三輪自動車。貸し出すのは、3人乗りの電気自動車(EV)タイプで、6〜7時間の充電で約40キロ・メートルを走行できる。最高速度は時速45キロで、普通自動車免許(AT限定免許可)があれば運転可能だ。

 館山駅周辺では、駅から近隣の観光地までを結ぶ「ラストワンマイル」の交通手段の確保が課題になっており、同支社では昨年4月から、駅周辺などで乗り捨て可能な電動バイクを貸し出すなどしてきた。

 その中で、利用者から「複数人で一緒に移動をしたい」という要望が寄せられたことから、電動トゥクトゥクのレンタルを始めることにした。

 同様のサービスは鎌倉市(神奈川県)などでも導入されており、同支社の担当者は「乗ること自体が楽しく、館山の景色や街並みにもマッチしている」と効果に期待する。

 EVのため、二酸化炭素(CO2)を排出しないことも特徴で、同支社の土沢壇支社長は「館山エリアでは『ラストワンマイル』が大きな課題の一つだった。電動トゥクトゥクは、観光地周遊に貢献するモビリティーになる」と自信を示した。

 来年9月末まで貸し出し予定で、利用には専用のウェブサイト「Emobi」から予約する。車両は館山駅近くの「駅レンタカー館山営業所」で借りられる。料金は4時間までは3000円、4時間以上は5000円(いずれも保険料込み)。利用時間は午前9時〜午後6時(最終受け付けは午後2時まで)。問い合わせは同営業所(0470・22・7778)へ。

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